キャスティングの理由は「なんとなく……」、癒やし系監督がティーチイン!

第19回東京国際映画祭

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映画同様、ほのぼのムードのホン監督

女は男の未来だ』のホン・サンス監督が、脚本と演出を手がけ、韓国の人気女優コ・ヒュンジョンの映画デビュー作としても注目を集めている『浜辺の女』のティーチインが、六本木で行われた。

『女は男の未来だ』がカンヌ映画祭で絶賛されて以来、ヨーロッパでも高い人気を集めているホン・サンス監督は、手提げカバンをぶら下げて登場。韓国の鬼才!という印象からは想像できないほど、全身から癒しオーラを放ったホン監督は、ティーチイン前で緊張気味だった会場の空気を一気に和ませた。

「日常のなかから、題材を取り入れている」と語ったホン監督は、登場人物の映画監督は監督自身ですか? との質問に、「22歳のときに1年間かけて書いたシナリオがうまくいかなかった。そのとき、自分の経験を描くことは、逆に負担になって自由な構成ができないことに気付いたので、今は何人かの人物を合わせてひとつのキャラクターをするようになったんです。シナリオは、自分とのあいだに距離を置いて作りました」とシナリオ作りの裏話を披露した。

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 また、キャスティングについては「なんとなく、この役に合うような気がして……」と一言。監督らしいマイペースな返答に客席からは笑いが起こった。「映画に出てくるキャラクターは、脚本の段階で60パーセントくらい決まっているんです。キャスティングして、役者が決まると演技などではなく、その役者が持っている素質や、性格などが残りの40パーセントになる。そうして、映画のなかのキャラクターが生まれます」と独特な手法を話していた。

 MCから、「映画のなかの主人公は、絶対に浮気を認めません。あれは男の哲学なんですか!?」と鋭く突っ込まれると、「人間は正直になりたくてもなかなかなれないんだと思います……」とオドオド。そんなかわいらしいホン監督の『浜辺の女』はユーモアたっぷりに描かれたロマンス映画。癒やし系監督による、ほのぼのティーチインは観客も大満足の内容となった。

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