CGではない? ハリウッド映画の観客はビニール人形!『スパイダーマン3』や『硫黄島からの手紙』も!

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ちょっと不気味なビニール人形

 ハリウッド映画で、数え切れないほどの観客や群衆が映し出されるシーンは、すべてCGのなせる技……誰もがそう思っていたかもしれない。しかし、意外や意外、ハリウッドでは“ビニール観客”が多用されている。

 しかも、B級映画だから……というわけではない。『硫黄島からの手紙』『父親たちの星条旗』では兵士や死体、『ロッキー・ザ・ファイナル』『ミリオンダラー・ベイビー』『シンデレラマン』『オペラ座の怪人』『シービスケット』などでは観客、そのほかにも『オーシャンズ13』『SAYURI』『スパイダーマン3』大作長編映画だけでも50を超える作品でこのビニール人形が使用されている。

 ハリウッドには、このビニール人形を専門に扱う会社がある。ジョー・ビギンズ氏(35歳)のThe Inflatable Crowd Companyだ。ジョー氏はもともと映画の製作スタッフ。

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 ことの発端は、2003年に『シービスケット』のスタッフとして働いていたジョーが、上司から「競馬のレースシーンの観客のショットのコストを下げる方法を考えてほしい」と頼まれたことだった。

 群集に一人一人エキストラを使うと、当然コストは上がる。でも、当時、その代わりとして使われていたボール紙人形(ボール紙に人間の絵を描いたもの)を使うと、カメラが横に回ったときに、観客が平べったく写ってしまう。では、マネキンはどうか。いや、それは一体一体が重いので、郵送するときのコストが高くつく。立体的に写り、しかも軽いものはないか。

 そう考えていくうちに、空気を入れて膨らますビニール人形にたどり着いたそうだ。それからは、中国で安く作ってくれるところを探し出し、試行錯誤の上、現在のプロトタイプを生み出す。

 今では、映画のスタッフとしての仕事は辞め、このビニール人形を扱う会社のほうが本業。多くのプロダクションから引っ張りだこのジョーは5人の若いスタッフを抱えている。

「日本やアジアからの仕事もぜひやってみたい」とさわやかな笑顔で意欲を語っていた。

こはたあつこのうわさの現場潜入ルポ
pv.cinematoday.jp

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