今どきの大人たちにモノ申す!森田芳光監督が“家族論”について語る 

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『失楽園』や『間宮兄弟』を手がけた森田監督。

 どんな相手にもおかしいと思ったことには“ナンセンス!”と意義を唱える家族の父、上原一郎と、そんな父を恥ずかしく思っている子どもたちが、今まで気づかなかった両親の素晴らしさに気づきはじめる『サウスバウンド』。監督を務めた森田芳光が映画の見どころや製作秘話などを語ってくれた。

 映画の中心となっているのは、強烈な存在感を示している上原家の父、一郎だ。子どもたちの学校の修学旅行の積立金が高いと思えば「学校と旅行会社の癒着か!?」と学校に乗り込んでくる始末で、とにかく行動も発言も過激。そんな一郎像に近づけるために監督は父親役を演じた豊川悦司とどんな話をしたのか聞くと「発音の仕方というか、ニュアンスで人間の感受するものって全然違うと思うんですね。例えば、携帯の絵文字ですよね。ありがとうの文字の後に、チューリップの絵が出るのか、スマイルマークが出るのかで、全然受けるイメージが違うじゃないですか。だからセリフの中身だけでなく、受け手に説得力を伝えるような発音とかニュアンスを特に重視するようにしました」と語ってくれた。

 そしてその過激な父を取り巻く家族の存在も『サウスバウンド』の重要なキーワード。監督が本作で描きたかった家族像については「僕は昔『家族ゲーム』という映画を作ってますし、家族論に関しては出し尽くしてるんですよ。だから今は人間が社会をどうやって生きていくかということしか考えてなくて、家族単位ではあまり考えてないですね。ただ、全体的に今の大人って言うのは、子どもに媚びているという印象はあります。変に大人が子どもの気持ちを考えようとするよりも、大人として向き合ってあげることが大人(親)としての責任だとは思いますね」と、アツく語ってくれた。

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 物語の転機となるのが、サウスバウンド=南へ行くというタイトル通りの、母・さくら(天海祐希)が宣言する「我が家は沖縄の西表島に引っ越すことにします!」という突然の主張。戸惑いつつも沖縄へ向かった上原一家は、自分たちを見つめなおし成長していく。それでは監督にとっての自分らしくいられる場所=○○バウンドはどこかと聞いてみると「外国だったらマカオですね。1日中ギャンブルをして、世界のいろんな人と交流したいですね。いや、もろちんこの映画にマカオの匂いはないですよ(笑)」と笑わせてくれた。

 最後に映画の見どころについては「セリフが一言しかない人から主役まですべて面白く味付けしてますから、その料理を楽しんでください」とメッセージをくれた。

『サウスバウンド』はシネマメディアージュほかにて全国公開中
オフィシャルサイトhttp://southbound-movie.com/

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