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ウィノナ・ライダーが明かしたカルト映画『ヘザース』続編の話はなし!

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えっ、ないの!?
えっ、ないの!? - Randy Brooke / WireImage / Getty Images

 ウィノナ・ライダークリスチャン・スレイターが主演し、いじめっこたちを次々と殺していく青春ブラック・コメディー映画『ヘザース/ベロニカの熱い日』。1988年に製作された同作は興行的には失敗したが、その後ビデオリリースされ映画マニアの間でカルト映画として人気を博し、製作されてから20年以上経った今もファンからは続編を希望する声があがっている。

 先月、ウィノナがエンパイア誌とUSウィークリー誌に対して『ヘザース/ベロニカの熱い日』の続編の企画が進んでいると明かし注目が集まっていたが、オリジナルでメガホンを取ったマイケル・レーマン監督がMovielineに対して真相を語った。続編の企画はあるのかという質問に対して、「いいや、ないよ。ウィノナがここ何年もの間、続編に関して話しているが、その話が出るたびに(オリジナルの脚本家の)ダニエル・ウォーターズと僕はジョークにしているんだ。僕の知っている限り、続編の企画も脚本もないよ」とマイケルは答えた。マイケルは、ウィノナが続編に関してメディアに話した後、皆が続編に関してうわさし始めたので自分抜きで続編の企画が始まっているのかと考えたそうだが、脚本家のダニエルに問い合わせたらダニエルも続編の企画など知らなかったそうだ。『ヘザース/ベロニカの熱い日』は、スタンリー・キューブリック監督に撮ってもらうつもりでダニエルが脚本を執筆したのが始まりであり、ダニエルとマイケル抜きで続編が製作されるのは考えにくい。

 そして、マイケルは『ヘザース/ベロニカの熱い日』を愛していて、製作したことを誇りに思っており、オリジナルを公開できたことは幸せであり、続編の必要はないときっぱり述べた。現在のハリウッドではヒット映画の続編やリメイクが容易に作られ、同じ青春映画『ミーン・ガールズ』『クルーレス』までも続編製作が企画されているが、マイケルはオリジナルのエンディングで学園のアウトサイダーたちがいじめっこたちを殺しつくした物語の続編は考えられないと話した。続編製作がないのはファンには残念のことだが、『ヘザース/ベロニカの熱い日』は1980年代という特定の時に製作されたからこそカルト的人気を得て、青春ブラック・コメディーの先駆け的存在として評価されているのではないだろうか。

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