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小栗旬に直撃インタビュー!しらふで記憶喪失に!?気が付いたらお風呂に入ってた…

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そのシーン観たいです!
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 役者・小栗旬が、主演作『TAJOMARU』の撮影中、演技に集中し過ぎるあまりに記憶をなくしてしまったという衝撃的な体験を語った。それほどの熱演とはどういうものだったのか、そして、問題のシーンとはいったいどんなシーンだったのか。小栗が役者としてのカタルシス体験を語ってくれた。

映画『TAJOMARU』写真ギャラリー

 映画『TAJOMARU』の撮影期間は、2か月間。東京に帰る時間もない中で地方でのロケが続き、小栗もこの恵まれた環境の中で演技に集中していたという。小栗が、記憶をなくしてしまう体験をしたのは、極寒の山の中で、ヒロインである阿古姫が、沼に身を投じようとするのを止めるシーンを撮影中のことだった。悲し過ぎる現実を嘆いた最愛の女性が、底なし沼に体を沈めていくのを、小栗ふんする主人公が必死に止めるというシーン。彼はそのときのことを「監督によーい、スタートって言われて、走って阿古を追いかけて行ったのは覚えてるんですけど、次に気が付いたらもうお風呂に入っていたんです」と語った。演技をしている間の記憶がすっかり抜けてしまっているのだという。

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 氷点下の温度の沼に入った小栗は、撮影が終わると現場のすぐそばに設置された風呂の中に衣装ごと入れられて、ようやく撮影が終わっていたことに気付いた。「そこでやっとわれに返ったんですけど、気が付いたら涙がどんどんあふれてきて……」とまさに俳優としてのカタルシスを感じた瞬間だったという。

 この経験を「自分でもそんなこと初めてだったんで、そこまで没頭できる瞬間があったんだっていう、すごい喜びを感じました」とうれしそうに話した小栗だったが、後日、さらに驚く結果が待っていた。「実はそのシーン、カットされちゃったんですよ。編集だし、仕方がないんですけどね」と残念そうに笑う小栗だったが、ファンとしてはいつか絶対に観たいシーンのはず。DVDの特典に入ることを期待したい。

 映画『TAJOMARU』は、名家の次男坊として生まれ、恵まれた人生を送っていた男が、一人の女性を愛するあまりさまざまな裏切りに遭い、いつしか多襄丸という盗賊を名乗って生きていく姿を、クリエーター中野裕之がパワフルに、スタイリッシュに描いた作品。

 スクリーンから観客の心に直球で響いてくるような絶叫を聞かせ、美しい涙を見せる小栗の、迫力満点の熱演は必見! 意識を失うほど演技に集中していた俳優・小栗が見せる、底なしの才能を堪能してほしい。 

映画『TAJOMARU』は9月12日より全国公開

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