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まさかの全米1位!4人のヒーロー描く『キックアス』知名度イマイチの俳優ながら『ヒックとドラゴン』超える -4月19日版【全米ボックスオフィス考】

まさかの全米1位!4人のヒーロー描く『キックアス』知名度イマイチの俳優ながら『ヒックとドラゴン』超える -4月19日版
『キックアス』で4人のスーパーヒーローの一人を演じたクリストファー・ミンツ=プラッセ - Photo:Nobuhiro Hosoki

 先週のチャート争いも大接戦だったが、今週もすごい。アメリカ時間で月曜の朝まで第1位は、映画『ヒックとドラゴン』だったのが、最終的なボックスオフィスのトータルが算出された時点でどんでん返しが起き、新作映画『キックアス』(原題)が1,983万ドル(約17億8,470万円)をたたき出してナンバーワンの座に輝いた。(1ドル90円計算)

 今週の第1位をめぐっての争いは先週以上に白熱しており、トップと第2位の差はたったの19万5,367ドル(約1,758万3,000円)と、関係者にとっては手に汗握る接戦となった。ただ、今週の結果でふに落ちない点は、週末ランキング最終発表の段階で『キックアス』がトップということだったのだが、業界内の調査によると『キックアス』(原題)の週末統計には、木曜夜10時より行われた先行ロードショーの売り上げも含まれているということ。興行収入の世界で週末というのは金曜日から始まるものであり、木曜夜10時が果たして週末興行収入の一部として計算されていいものかという疑問が残るわけである。もし木曜日の先行上映分がトータルに含まれないとすると、今回のボックスオフィス第1位は『ヒックとドラゴン』に変わる。『キックアス』(原題)の配給会社に各方面から問い合わせが入っているらしいが、いまだに返答がないとのこと。3,065館・推定4,300スクリーンで大型ロードショーとしてデビューした『キックアス』(原題)だが、前宣伝の割には爆発的なヒットには結びつかず、第1位といえども……という結果になった。

 第2位はそんなわけで接戦の末、ナンバー2に甘んじた『ヒックとドラゴン』で1,963万ドル(約17億6,670万円)。ファミリー・アニメの底力で先週の第3位から巻き返しを図り、あわよくば新作もけ散らして第1位に返り咲きか……と思うくらいの頼もしさを見せた。公開後4週目に突入しているにもかかわらず、『ヒックとドラゴン』を観た子どもたちは、映画を観てしばらくたってからもずっとその話に熱中し続けているといい、親子連れのリピーターも出てきたという。

 次に今週の第3位だが、先週の第2位からワンランクダウンで映画『デートナイト』(原題)の1,672万ドル(約15億480万円)の興行収入。先週と比べて33.7パーセントの下降率で、最近のジェニファー・アニストンとジェラルド・バトラー出演の映画『バウンティー・ハンター』よりははるかにいい成績を記録している。これで『デートナイト』(原題)の封切り10日目時点での総合ボックスオフィス高は4,867万ドル(約43億8,030万円)となった。

 今週初登場でナンバー4に食い込んだのは、コメディー映画『デス・アット・ア・フューノラル』(原題)で1,623万ドル(約14億6,070万円)。本作は、2007年の同名作品の再映画化で、オリジナルが白人版だったとすると、今回のリメイク版はクリス・ロック、マーティン・ローレンス、トレイシー・モーガンなどの人気黒人コメディアンが総出演しているバージョンで、前作に比べドタバタ度が少々アップしている。

 さて今回のランキングで一番ヒドイ落ち方をしたのが、映画『タイタンの戦い』で1,539万ドル(約13億8,510万円)。先週のトップから第5位へ落下してしまった。一応封切り17日間で1億3,300万ドル(約119億7,000万円)を稼いでいるものの、アメリカ国内でのこのリメイクに対する反響は当初の予想よりもかなり生ぬるく、期待は海外の総合興行収入に集まっている。

 次回のランキング予想だが、少々地味なラインナップだ。まず筆頭を飾るのは、ここのところ映画出演は久々のJ-Loことジェニファー・ロペス主演のロマンチック・コメディー映画『ザ・バックアップ・プラン』(原題)。ジェニファーが、体の不自由なペットに愛情を注ぐ愛嬌(あいきょう)ある独身のヒロインを演じているこの作品はアメリカのラブコメ・ファンには結構ウケそうな予感で、共演のオーストラリアのイケメン男、アレックス・オロックリンも女性映画ファンを呼ぶこと必至。爆発的ヒットにはならないにしても、週末チャート的にどこまでいくかが見ものだ。

 2本目の封切り作品は、映画『ザ・ルーザーズ』(原題)。去年の映画『ウォッチメン』で、ザ・コメディアンことエドワード・ブレイクを演じた渋いジェフリー・ディーン・モーガンと、映画『ファンタスティック・フォー』シリーズの炎男、ジョニー・ストームでおなじみのクリス・エヴァンスのアクション映画だ。大スター級のキャストではないが、ここのところイカツいアクション映画に飢えている映画ファンには面白そうな作品である。

 そして忘れてはいけないのが、ディズニーネイチャーの映画『オーシャンズ』。映画『アース』に続くドキュメンタリー超大作で、ディスカバリー・チャンネルが好きな映画ファンだけではなく、これは大画面での鑑賞が超お薦めの非常に美しい作品である。

 ずば抜けた超大作がないため次回のチャート争いは今週同様、トップで大差のない接戦が繰り広げられそうな気配だ。(文・取材: 神津明美/Akemi Kohzu)


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