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ジュリア・ロバーツの新作はスタローンの筋肉映画『エクスペンダブルズ』に完敗! -8月16日版

全米ボックスオフィス考

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日本では、10月16日より公開! (映画『エクスペンダブルズ』より)
日本では、10月16日より公開! (映画『エクスペンダブルズ』より) - (C) 2010 ALTA VISTA PRODUCTIONS, INC

 シルヴェスター・スタローンが脚本・監督を務め、新旧のアクション・ヒーローを集結して製作された映画『エクスペンダブルズ』が3,483万ドル(約31億3,470万円)をたたき出して、全米映画ナンバーワンの栄冠に輝いた。(1ドル90円計算)

ジュリア・ロバーツ出演映画『食べて、祈って、恋をして』場面写真

 3,270館・推定4,300スクリーンの大型デビューを飾った同作品はスタローンをはじめ1980年代に活躍したブルース・ウィリスアーノルド・シュワルツェネッガードルフ・ラングレンや、ジェイソン・ステイサムジェット・リーなど比較的新しいアクション・スターが勢ぞろい。批評家たちの中には「ストーリー設定がありきたり過ぎる」という人もいるが、ボックスオフィスの結果からいうとそんなことは映画ファンには関係なかったようである。

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 今週初登場第2位は、ジュリア・ロバーツ主演の話題作映画『食べて、祈って、恋をして』で2,310万ドル(約20億7,900万円)の成績。ここ最近のジュリアの出演作品には、映画『デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~』でのクライヴ・オーウェン、最近の映画『バレンタイン・デー』もジュリアは主役級であったものの、アンサンブル・キャストということで周囲も有名俳優だらけ。近年はこういったパターンが多かったため、今回のようにジュリアがメインで主役を演じるのは久々だ。ちなみに、配給会社のソニー・ピクチャーズは、『食べて、祈って、恋をして』を観に来ていた何と72パーセントが女性客、そして56パーセントが35歳以上、そして28パーセントが17歳から29歳の観客であったと発表した。

 今週の第3位は、先週第1位から51パーセントも売り上げが降下してしまった映画『ジ・アザー・ガイズ / The Other Guys』(原題)で1,741万ドル(約15億6,690万円)。封切り以来10日間での総合売り上げは7,000万ドル(約63億円)となっている。

 第4位は、先週の第2位から2ランクダウンした映画『インセプション』で、1,129万ドル(約10億1,610万円)の興行収入。デビュー後5週間たっているというのに、降下率は39パーセントとかなり少ない。封切り後31日目にして2億4,850万ドル(約223億6,500万円)という売り上げをたたき出しており、今週末の成績をもって『インセプション』は、映画『シュレック フォーエバー』を抜いて今年の映画で第5位の売り上げを記録したということになる。

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 初登場第5位は、かろうじてトップ5に収まった感のある映画『スコット・ピルグリムvs.ザ・ワールド / Scott Pilgrim vs. the World』(原題)で1,061万ドル(約9億5,490万円)の売り上げ。コミック・コンベンションや評論家たちの間での前評判がかなり高く、大きな期待が集まっていたが、ジャンル的にターゲット層の狭いものであることや、スタジオ側が内容をうまく伝え損ねたPR作戦の不十分さなどがアダとなってこのような結果を招いたものとみられている。

 次回のチャートインが予想される話題作。まずはB級映画ファンお待ちかねの映画『ピラニア3D / Piranha 3D』(原題)。その昔作られたある意味名作(!?)映画『ピラニア』が3Dリメイクされたものだ。ポップコーンを食べながら何も考えずに映画をエンジョイしたい人におすすめ。

 次の1本は、エマ・トンプソンがメリー・ポピンズ顔負けの育児係のおばさんを演じて好評を博した映画『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』の続編で映画『ナニー・マクフィー・リターンズ / Nanny McPhee Returns』(原題)。親子で楽しめるこの映画は、夏休み後半に入り、退屈してきた子どもたちを連れて親が殺到する可能性大である。

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 最後の1本はジェニファー・アニストンジェイソン・ベイトマン主演のラブコメディー『ザ・スイッチ / The Switch』。40歳になる独身女性が自分で人工授精を行うとするコメディーで、この独身女性を演じるのはもちろんジェニファー。実生活ではゴシップ誌に「男運のないジェニファー……」とか、「幸薄いジェニファー……」とか散々書かれているだけに、この映画は居直って主人公を地で演じている感もあるが、果たしてこれがどこまでコメディーとして観客に受け入れられるか……? (文・取材:アケミ・トスト/Akemi Tosto)

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