アカデミー賞授賞式入場禁止の可能性!有名脚本家が『ハート・ロッカー』でのウッカリ事件再び

第83回アカデミー賞

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全編を通してほとんどが棺の中の主人公の様子のみの映画『[リミット]』より

 前回アカデミー賞を受賞した『ハート・ロッカー』のプロデューサーの一人が、作品がノミネートされた時点でアカデミー会員たちに売り込みレターを送ったことから規約違反となり、授賞式への入場を禁止されたばかりか、オスカーを受賞したときにも壇上に上がれなかった、という何とも悲惨なスキャンダルだったのだが、なんと今年はアカデミーのノミネーションが決まる前から第2の軽率な犠牲者が出てしまった[リミット]

ワンシチュエーションでアカデミー賞候補か?映画『[リミット]』

 それは、ライアン・レイノルズ主演サスペンス映画『[リミット]』の脚本家クリス・スパーリング氏である。

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 映画のテンションが余りに高く、呼吸困難に陥る観客も出たほどの真に迫るサスペンス。あらすじは、イラクの戦場で敵につかまり、棺の中に入れられて生き埋めにされてしまった男がライターと携帯のみを頼りにどうやって表に出るかを描いたサスペンス。映画はほとんど全編を通して棺の中の主人公の様子のみが写され、ともすると退屈極まりないストーリーになるところを脚本の巧妙さで非常に好意的な批評を受けた。

 ……とその好評価で図に乗ってしまったのか、脚本家のスパーリング氏はアカデミー本部が会員たちにノミネーション投票用紙が配送した時期に合わせ、関連会員たちに向けて一斉に「『[リミット]』をよろしく!」
といった類のEメールを送り出した。これは、アカデミー本部が厳しく定めているアカデミー賞規約である、「アカデミー会員に対して作品の売り込みを固く禁ずる」という規則に反している。

 このEメールの件を知って青くなったのがスパーリング氏のPR担当係。稼ぎ頭のクライアントが自らアカデミー賞への道を閉ざしてしまったやもしれないからである。あせったPR担当氏は、早速アカデミーに向けて土下座をせんばかりの謝罪状を送った。

報道によると、どうやらスパーリング氏はアカデミーの規則を知らずにこのような失態を演じてしまったらしいのだが、前回の『ハート・ロッカー』での例もあるように、「知らなかった……」では済まされないのがアカデミーのコワいところである。

 幸か不幸か、こんな時に限ってアカデミー本部はもう新年の休みに入っており、1月3日まではホリデイ。当然この件に関しての処罰は保留になっており、スパーリング氏の運命はアカデミー本部の仕事始めと共に決まってくる。

映画『[リミット]』の関係者にとってはなんとも胃の痛い大晦日と新年になりそうである。(文・取材: アケミ・トスト/Akemi Tosto)

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