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アカデミー賞ウイークエンドの全米トップは、オーウェン・ウィルソン出演の新作コメディー! -2月27日版【全米ボックスオフィス考】

アカデミー賞ウイークエンドの全米トップは、オーウェン・ウィルソン出演の新作コメディー! -2月27日版
やったね! -映画『ホール・パス(原題) / Hall Pass』のプレミアに登場したオーウェン・ウィルソン - Michael Tran / FilmMagic / Getty Images

 月曜日の午前中には全米ボックスオフィスの第1位は、映画『ノメオ&ジュリエット(原題) / Gnomeo and Juliet』と発表されていたのだが、最終統計が発表される直前にドンデン返しが起こり、午後に発表された最終ランキングでは新作コメディー映画『ホール・パス(原題) / Hall Pass』が1,354万ドル(約11億5,090万円)の収益を得て『ノメオ&ジュリエット(原題) / Gnomeo and Juliet』を僅差(きんさ)で抑えて全米ナンバーワンに輝いた。(1ドル85円計算)

 2,950館で大型公開された『ホール・パス(原題) / Hall Pass』は、監督に『ジム・キャリーはMr.ダマー』『メリーに首ったけ』などに代表されるボビー、ピーター・ファレリー兄弟を迎え、オーウェン・ウィルソンと日本ではまだなじみの薄いコメディー俳優ジェイソン・サダイキスが出演。今週第2位の作品とは、たったの14万ドル(約1,190万円)ちょいというギリギリの差でトップとなった。

 先週の第3位からワンランク上昇した今週の第2位は、前出の『ノメオ&ジュリエット(原題) / Gnomeo and Juliet』。1,340万ドル(約11億3,900万円)の収益を収めたこのアニメ作品は、結局最終発表の時点で第2位に収まる結果となった。

 さてなぜこのような誤差が生じるのかというと、映画業界には週末の予想興行収入というものがあり、毎週日曜の昼ごろまでに配給会社の作品責任者が各地の劇場から寄せられたその時点までの興行収入を基にして、概算の週末収益を発表するという手順になっている。オンラインなどで月曜の早朝時点で発表されているのは、あくまでも予想興行収入なのである。大体においてこの数字は大幅にずれることは少ないのだが、予想は予想でありスタジオの人間がはじき出したもの。確定した数字ではないため今回のようなズレが生じ、第1位と第2位が接戦のときはその順位が入れ替わることもたまにあるわけだ。

 さて今週の第3位は、先週のトップから42.5パーセントの収益減で映画『身元不明』の1,257万ドル(約10億6,845万円)。10日間で4,300万ドル(約36億5,500万円)の総合収益を上げているものの、リーアム・ニーソンの前作ヒット映画『97時間』の同時期5,361万ドル(約45億5,685万円)売り上げに比べると、やや早めのガス欠である。

 第4位は、先週第2位だった映画『アイ・アム・ナンバー4』で1,102万ドル(約9億3,670万円)。今週は43.4パーセント減で、公開後10日間のボックスオフィス統計は3,772万ドル(約32億620万円)となっている。

 公開17日で7,880万ドル(約66億9,800万円)を収め、今週第5位にランキングしたのがアダム・サンドラー、ジェニファー・アニストン出演のラブコメ映画『ジャスト・ゴー・ウィズ・イット(原題)/Just Go With It』で1,053万ドル(約8億9,505万円)。アダムとドリュー・バリモアの人気ラブコメ映画『50回目のファースト・キス』の同時期興行収入に比べると、若干元気さに欠ける。

 さてこの週末はご存じのようにアカデミー賞授賞式のテレビ放映があったため、映画ファンは映画館に出掛けるよりも家でアカデミー賞をエンジョイすることを選んだようで、全体的に興行収入は大方の予想通り普通の週末に比べるとかなり低いものとなった。

 次週のランキング予想だが、トップ5入り確実な作品からご紹介。まずは、ジョニー・デップが声の主演でキモカワアニメ映画『ランゴ』だ。カメレオンが主役キャラでストーリーが西部劇仕立てとなっており、普通のアニメーション映画とは一味も二味も違う作品である。だがそれもそのはず! 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでおなじみのゴア・ヴァービンスキーが監督を務めており、ジョニーが声の主演という理由もうなずける。また、本作の売りは、ジョージ・ルーカス率いるILMがCGを手掛け、ジョニーがランゴの動きも担当するところだ。映画ファンはもとより、大人も子どもも楽しめる作品になっている。

 上位入り確実な次の作品は、マット・デイモン、エミリー・ブラント出演のサスペンス映画『アジャストメント』だ。もし第三者によって自分の運命が操作されていたら……というテーマのこの作品は、名作映画『ブレード・ランナー』『トータル・リコール』『マイノリティ・レポート』の原作者であるフィリップ・K・ディックの「調整班」が基となっている。

 今回はアカデミー賞テレビ中継という言い訳があったにせよ、依然として低迷を続ける全米ボックスオフィス。果たして西部劇のカメレオンが映画界のヒーローとなれるかどうか……。(文・取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)


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