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『007/カジノ・ロワイヤル』マーティン・キャンベル監督、あれはひどい!と続編をこき下ろす

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それなら監督してくれればよかったのに……-マーティン・キャンベル監督
それなら監督してくれればよかったのに……-マーティン・キャンベル監督 - Fotos International / Getty Images

 映画『007』シリーズ最新作で、再びスクリーンに戻ってくるダニエル・クレイグジェームズ・ボンドのデビュー作『007/カジノ・ロワイヤル』を手掛けたマーティン・キャンベル監督が、その続編『007/慰めの報酬』をこき下ろした。

マーティン・キャンベル監督最新映画『グリーン・ランタン』場面写真

 映画『007/カジノ・ロワイヤル』は2006年に公開されたシリーズ通算21作目。原作小説の原点となる作品を基に製作が開始されたが、新たなボンド役にダニエルが指名されたことに、一部ファンが、ボンドのイメージとかけ離れていると反発。鑑賞をボイコットしようとする騒動も起きた。しかし、いざ公開されると、よりシリアスでハードなボンド像を確立したダニエルの演技も含め、巻き起こったバッシングを覆す高評価を受け、興行的にも成功を収めた。

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 そのヒットを受け、前作のラストから物語がスタートするという異例の形で製作されたのが続編となる『007/慰めの報酬』。こちらも大ヒットを記録したが、マーク・フォースター監督によるこの続編は、前作の監督からは芳しい評価を受けなかったようだ。最新作のヒーロー映画『グリーン・ランタン』の米公開を受けて、米CRAVE ONLINEのインタビューに応えたキャンベル監督は、自分の作品と直接つながりのある『慰めの報酬』に関して「あれはひどいと思ったよ」とコメント。「とにかく、スト-リーがまったくなっていなかった」とした後「行動がキャラクターにちゃんと関連付けられているとは思えなかったね」と語り、最終的にまとまりのない映画になってしまったと、ストレートに批判を展開した。

 またキャンベル監督は、映画『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』のサム・メンデス監督の下、2012年11月の公開を目指して製作が進められているシリーズ23作目について、「願わくば、次回作はうまくいってほしい」とコメントし「サム・メンデスが監督をしているんだ、きっと素晴らしい作品になるよ」と期待をかけている。果たしてファンが待ち焦がれている最新作は、キャンベル監督のお眼鏡にかなうのか? 来年の公開を期待して待ちたい。(編集部・入倉功一)

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