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大人気ドラマ「クリミナル・マインド」待望のスピンオフ!リーダー役、アカデミー俳優フォレスト・ウィテカーが役への葛藤明かす

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伝説のプロファイラーにして複雑な過去を持つ新チームのリーダー、サム・クーパーを演じるフォレスト・ウィテカー
伝説のプロファイラーにして複雑な過去を持つ新チームのリーダー、サム・クーパーを演じるフォレスト・ウィテカー - Ray Tamarra / FilmMagic / Getty Images

 全米各地で起こるシリアルキラー(連続殺人犯)の捜査に当たる、FBIのエリート・プロファイラー・チーム〈BAU〉の活躍を描いた大ヒットシリーズ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」。2005年から放送開始以来、常に視聴率トップ10にランキングする犯罪サスペンス・ドラマに、今年待望のスピンオフ番組が誕生した。FBI長官直属ながら、非公式に設立されたプロファイラーの精鋭チーム〈レッドセル〉の活躍を描いた「クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル」だ。

 伝説のプロファイラーにして複雑な過去を持つ新チームのリーダー、サム・クーパーを演じるのは、映画『ラストキング・オブ・スコットランド』でアカデミー賞助演男優賞に輝いた演技派フォレスト・ウィテカー。近年、映画俳優がテレビドラマに出演することは珍しくないが、オスカー俳優がシリーズものの主演を務めることは稀なこと。ドラマ「ザ・シールド」のシーズン6にレギュラー出演するなどテレビにも馴染みはあるが、「3大ネットワークのドラマ・シリーズに主演することは、かなり悩んだ」と語るウィテカー。たまたま飛行機で一緒になった「24‐TWENTY FOUR‐」のジャック・バウアーことキーファー・サザーランドや「ザ・シールド」で共演したマイケル・チクリスなどに、話を聞いたりアドバイスを受けたという。

 「実は、同時期に2本のドラマ・シリーズの主演のオファーがあったんだ。だけど、自分が興味を持ったのはプロファイラーを演じることだった。子どものころ、動物行動学者になりたかったんだよ。そんな子どもは少ないと思うけどね(笑)。以来、僕は常に人間の行動というものに関心を持ち続けている。俳優という仕事は、ある意味で人間の行動を分析するプロファイリングのようなものだ。僕はいつも演じる役について、『なぜ彼は、こんな服を着ているのか?』『なぜ、こんな仕草をするのか?』といったことを考えなら、キャラクターを作り上げてきた。だからサム・クーパーを演じることは、とても興味深い体験だと思ったんだ」

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 大学時代はオペラ歌手を目指して音楽と映画を学んだウィテカー。体格が良く、空手は黒帯という達人だが、本シリーズの放送前にロサンゼルスで行われたプレスツアーで各国の記者を前にした彼は、繊細な芸術家肌といった雰囲気でとてもシャイな印象。「一般論だけど、ここにいるみんなは『クリミナル・マインド』のような犯罪サスペンスを観て、シリアルキラーや残酷な犯罪についてどんな風に感じているのか、逆に質問してもいいかな」と遠慮がちに話すようすは、仕事に対して真摯で真面目な人柄が出ているようで印象的だった。そんなウィテカーのプロファイラーぶりを、ぜひオンエアでチェックして欲しい!(取材・文:今祥枝)

『クリミナル・マインド 特命捜査班レッドセル』はWOWOWにて10月14日より放送スタート

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