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新作アクション大作『インモータルズ -神々の戦い-』が全米トップに降臨! -11月14日版【全米ボックスオフィス考】

新作アクション大作『インモータルズ -神々の戦い-』が全米トップに降臨! -11月14日版
「おれたちがナンバーワンだっ!」 -映画『インモータルズ -神々の戦い-』より - (C) 2010 War of the Gods, LLC. All Rights Reserved.

 今週のランキングはちまたの予想通り、ギリシア神話の神々を扱ったアクション大作映画『インモータルズ -神々の戦い-』が3,221万ドル(約25億7,680万円)をたたき出し、見事全米映画トップの座におさまった。(1ドル80円計算)

 2007年に日本でも公開された大ヒット・アクション映画『300 <スリーハンドレッド>』の製作陣を従えた同作品は、ハリウッドではまだ新米の独立製作スタジオであるレラティビティー・メディアが発表した作品。ハリウッドの代表的なスタジオのひとつであるワーナー・ブラザーズが配給を担当した『300 <スリーハンドレッド>』のデビュー週末興収7,090万ドル(約56億7,200万円)には到底及ばなかったものの、レラティビティー・メディアの短い歴史の中ではオープニング成績で最もヒットした作品となっている。2つのスタジオを比べると雲泥の差があるPR予算のことなどを考慮すれば、『インモータルズ -神々の戦い-』の成績は殊勲賞ものといえよう。レラティビティー・メディアは、これからもヒットしそうな作品をたくさん抱えており、ハリウッド映画界での今後の活躍が楽しみである。

 今週第2位はこちらも初登場、アダム・サンドラーが男女二役を演じるコメディー映画『ジャック&ジル(原題) / Jack & Jill』で2,500万ドル(約20億円)。いつもアダムがコラボしているデニス・デューガン監督との作品の中では、全米で2月公開されデビュー週末の収益3,051万ドル(約24億800万円)を収めたラブコメ映画『ウソツキは結婚のはじまり』よりも低く、過去10年間に公開されたアダム主演のコメディー映画と比べても下から2番目のデビュー週末成績となっている。とはいうものの、歴代のアダム主演作品と比べると数字的には決してガタ減りというわけではなく、アメリカでのアダム人気はまだまだ健在といってよさそうである。

 第3位は、依然頑張り中のファミリー・アニメ映画『長ぐつをはいたネコ』で2,473万ドル(約19億7,840万円)。上映館が60館減り、公開3週目だというのに降下率は先週と比べてたったの25.2パーセントで、トップ10の中でも最低のパーセンテージにとどまっている。11月12日(土曜)の時点で総合興収が1億ドル(約80億円)の大台に乗ったこの作品は、来週木曜日から始まる全米大型ホリデーのひとつ、感謝祭の連休に向けてまだまだエネルギーを蓄えているとみられ、これからファミリー映画のライバルが現われるにしても収益的にはまだまだ記録を伸ばしていくものと予想される。

 第4位は、先週第2位から2ランクダウンとなった46.8パーセント減の映画『タワー・ハイスト(原題) / Tower Heist』で1,277万ドル(約10億2,160万円)。同作品の監督であるブレット・ラトナーは、先週新作がらみのPRで出演したテレビやラジオでの失言・失態がもとで来年のアカデミー賞授賞式のプロデューサーを辞退するという状況に追い込まれ、その数日後には授賞式の司会として決まっていた本作出演のエディ・マーフィも後追い降板した。この不本意な出来事が『タワー・ハイスト(原題) / Tower Heist』の興収に対してどんな影響を及ぼしたかは不明だが、いずれにせよラトナー監督陣営にとっては最悪の1週間となったようである。

 トップ5の最後を飾るのは、レオナルド・ディカプリオがFBI初代長官のジョン・エドガー・フーバーを熱演した伝記ドラマ映画『J・エドガー』の1,122万ドル(約8億9,760万円)。クリント・イーストウッド監督の話題作だったのだが意外にも低いランキングでのデビューとなり、イーストウッド監督の前作映画『ヒア アフター』のデビュー週末収益1,202万ドル(約9億6,160万円)をも下回る収益となった(『ヒア アフター』は先行公開を除く)。往々にして政治家を扱った映画は爆発的なヒットはしないものではあるが、デビューで第5位というのはレオやイーストウッド監督のファンにとって残念な結果。ヤング映画ファンにとってはなじみのない政治家の伝記ドラマであるということのほかに、映画の半分以上で高齢のフーバーを演じているレオの老顔メイクが彼の童顔からするとかなり不自然で、さらにはグロテスクであるという評判も聞かれ、それがランキングに影響を及ぼしている可能性もある。ともあれレオを含め、助演のナオミ・ワッツ、そして映画『ソーシャル・ネットワーク』で双子のウィンクルボス兄弟を演じたアーミー・ハマーの演技は素晴らしいと評判。ハリウッドでは映画賞のシーズンが始まりつつあるが、彼らが数々の賞にノミネートされることはほぼ確実と見ていい。

 次回のチャート予想だが、感謝祭の大型連休が目前となった今週末の大型封切り映画は3本。まずは上位進出濃厚な2本からご紹介。シリーズ2作目となるファミリー・アニメ映画『ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊』 と、こちらもシリーズもので映画『トワイライト』4作目の前編となる映画『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 1』だ。

 トワイライト人気が低い日本では、軍配が『ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊』に上がるものと思われるが、アメリカではそうはいかない。すでに公開1週間以上前の先週からトワイライト・ファンはワールド・プレミアの場でキャンプを始めており、その人気はひょっとするとほんの少しだけ衰えているかもしれないが(恐らく第1作目が公開されたときにティーンだったファンが成長してトワイライトを卒業したから……?)、全体的に見ればこのシリーズはハリポタも真っ青な大人気ぶりで、ペンギンが撃破される可能性も。ただ、ファミリーが集う感謝祭という時期が時期だけに『ハッピーフィート2 踊るペンギンレスキュー隊』がヴァンパイアを打ち負かしてトップに躍り出るということも十分に考えられる。

 そして週末大型封切り3作目の作品だが、上記2本位比べると非常に地味でトップ3は無理かもしれないが上位5位以内には入りそうなジョージ・クルーニー主演の映画『ザ・ディッセンダンツ(原題) / The Descendants』である。監督は、映画『サイドウェイ』で第77回アカデミー賞脚色賞を受賞したアレクサンダー・ペイン。今回は監督・脚本・プロデューサーと3足のワラジに挑戦している。

 ストーリーは、妻が事故に遭い入院したことをきっかけに、2人の娘たちと何とか心の交流を図ろうとするのだが、なかなかうまくいかず、揚げ句の果てに妻が浮気をしていたという事実を娘から明かされ、人生の岐路にぶち当たってしまう中年男をジョージが熱演。この映画はドラマというカテゴリーに入っているが、泣かせて笑って温かい気持ちにさせてくれる作品だ。すでにちまたではアカデミー賞候補になる可能性大の作品といううわさもささやかれている。(文・ロス取材:明美・トスト/Akemi Tosto)


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