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リドリー・スコット監督、待望のSF映画『プロメテウス』にR指定か

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リドリー・スコット監督
リドリー・スコット監督 - Fotos International / Getty Images

 映画『エイリアン』『ブレードランナー』のリドリー・スコット監督が、謎の惑星を舞台に宇宙の神秘を壮大に描くSF大作『プロメテウス』が、どうやらR指定となるらしい。

 ウェブサイトcolliderによれば、前売り券には全米映画協会によるレーティング、Rの印が印刷されているという。R指定となれば、17歳以下の観賞は保護者の同伴が必要となり、客層が制限される。

 3月に発売されたイギリスのEMPIRE誌5月号のインタビューで、スコット監督は、客層を広げるためには、作品の暴力性を軟化させてPG-13のレーティングを目指す可能性もあると述べた上で、「興行的には成功をもたらすPG-13の映画と、本来そうであるべきR指定となった映画、どちらを観たいか? これは、R指定がふさわしい映画なんだ」と妥協を許さない姿勢を見せている。

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 配給会社20世紀フォックスのCEOトム・ロスマンは、colliderに対して、「どう転ぼうと、この作品に妥協の余地はない。映画協会が提示するレーティングを、あまんじて受け入れる覚悟だよ」と語っており、スコットのクリエイティビティーへの配給側のサポート体制もばっちりだ。

 EMPIRE誌でのスコットのコメントによれば、R指定となる可能性は、血のシーンがたくさん出てくる暴力性だけでなく、精神的に極度の緊張を強いる内容自体にもあるらしい。

 スコット監督が妥協を許さなかった末のR指定となれば、一大SF作品を待ちわびるファンにとっては、一層期待を煽る要素に他ならない。

 『プロメテウス』の全米公開は6月8日、日本公開は8月予定。(鯨岡孝子)

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