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ウディ・アレン監督、ローマを舞台にした新作について、ペネロペ・クルスやエレン・ペイジ等と共に語る!

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左からアレッサンドラ・マストロナルディ、グレタ・ガーウィグ、ウディ・アレン、ペネロペ・クルス、アレック・ボールドウィン、エレン・ペイジ
左からアレッサンドラ・マストロナルディ、グレタ・ガーウィグ、ウディ・アレン、ペネロペ・クルス、アレック・ボールドウィン、エレン・ペイジ

 映画『アニー・ホール』や『マンハッタン』などの名作を手掛け、毎年コンスタントに映画を制作してきたウディ・アレン監督が、新作『トゥ・ローム・ウィズ・ラブ(原題) / To Rome with Love』について、ペネロペ・クルスアレック・ボールドウィンエレン・ペイジグレタ・ガーウィグ、アレッサンドラ・マストロナルディらとともに記者会見で語った。

ウディ・アレン監督映画『ミッドナイト・イン・パリ』写真ギャラリー

 同作は、イタリアのローマを舞台に、コミカルなロマンスと現代社会を風刺した群像劇で、彼女(グレタ・ガーウィグ)とイタリアに住み建築を学んでいるジャック(ジェシー・アイゼンバーグ)は、彼女の友人(エレン・ペイジ)に惹かれていく。普通の会社員だったレオポルド(ロベルト・ベニーニ)はある日、急に有名人になってしまう。娘(アリソン・ピル)のイタリア人のフィアンセと初めて顔を合わせる夫婦(ウディ・アレン、ジュディ・デイヴィス)。そして、ローマに到着したばかりのイタリア人のカップル(アレッサンドラ・マストロナルディ、アレッサンドロ・ティベリ)の4つの物語が交錯するオムニバス作品。

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 しばらく自身の作品に出演をしていなかったウディ・アレンだが、今作では出演している。「実は、僕はどの作品でも常に出演したいと思っているんだ。脚本を書いている際に、僕が出演できそうな役があれば、たいがいは出演しているんだ。だが、近年の作品のキャラクターでは、たまたま僕が演じることのできる役がなかっただけなんだ。僕は映画『泥棒野郎』からずっと監督、脚本、出演をこなしてきているし、いつもどんな作品でも俳優として出演することにオープンだが、誰も僕に出演オファーをしてくれないんだ……(笑)。これまで数作の出演依頼をされてきたが、いつもイエスと言って出演しているんだよ」と俳優として出演することを常に望んでいるそうで、この後もジョン・タートゥーロの新作『フェイディング・ジゴロ(原題) / Fading Gigolo』に出演することになっている。

 映画内では、ロベルト・ベニーニ演じるレオポルドが突如有名になり、パパラッチに追いかけ回されたり、くだらない質問をされるが、ウディ・アレン自身はそういった経験について「この記者会見で語るには、十分な時間がないくらいだよ(笑)! 例えば、レッドカーペット歩いている際に、新作を作る度にペネロペ・クルスやスカーレット・ヨハンソンが、あなたの新たなミューズ(女神)かと聞かれるが、この他にも何百万もの変な質問をされてきた」と答え、次にイタリアのローマを舞台にした経緯については「すごく挑発的な街だと思うんだ。映像的にも人の目を引くものばかりだしね。イタリア映画の伝統もあって撮影するには最適で、さらに国特有の繊細さやオペラやパパラッチなどは、ニューヨークやサンフランシスコなどでは撮影できないものだ」と話した。

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 再びウディ・アレンとタッグを組んだペネロペ・クルスは「二度もキャスティングされて大変ラッキーだったけれど、最初に出演した時は怖かったわ。というのは、最初にウディと会合をした時は、わずか30秒くらいで、彼から『会えて良かった、この役は君に適している。セットで会おう!』と言われただけで、それから撮影が開始されるまで彼には会わなかったからなの。でもセットでは、そうされたことで自分の演技に集中することができて、周りに居るスター俳優にも怯えることはなかったわ」と語り、さらにプレミアや映画祭などでウディ・アレンと談笑できることも楽しみの一つだと明かした。

 友人の彼氏と恋に落ちてしまう役を演じたエレン・ペイジは「(これまで演じてきた役と違って)ナーバスになったり、演じることにも怯えてもいたわ。最初は、自分自身をこの役と照らし合わせてみることさえできなかったの。でも、そのような恐怖を感じる機会を与えられたことで、チャレンジしている意識にもさせてくれた。そのため、うまく演じられていたら良いと思っているけれど、観客が観たらそうではないかもしれない。でもマンネリ化せずに、自分をプッシュし続けることにわたしは興奮させられるの」と少しイメージの異なった役での彼女の演技に注目だ。

 映画は、ロベルト・ベニーニを含めたイタリアの俳優とアメリカの俳優が、それぞれの個性的なキャラクターを通して見事に生かされ、さらにロマンスと現代を社会風刺した内容が、ローマの街並みとともに鮮明に我々の印象に残る作品となっている。 (取材・文・細木信宏/ Nobuhiro Hosoki)

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