『寄生獣』『百円の恋』…3人の人気監督が日本映画の現状について本音で激論

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左から『忘れないと誓ったぼくがいた』堀江慶監督、『百円の恋』『イン・ザ・ヒーロー』の武正晴監督、『百円の恋』、『0.5ミリ』の安藤サクラ、『寄生獣』の山崎貴監督、守屋圭一郎プロデューサー - 写真:中山治美

 イタリアで行われた第17回ウディネ・ファーイースト映画祭に参加した映画『寄生獣』の山崎貴監督と守屋圭一郎プロデューサー、映画『0.5ミリ』と『百円の恋』の主演女優・安藤サクラ、映画『百円の恋』と『イン・ザ・ヒーロー』の武正晴監督、『忘れないと誓ったぼくがいた』の堀江慶監督が現地時間2日にトークイベントを開催した。

 複数の作品の監督・主演が一堂に会するのは海外映画祭ならでは。しかもそれぞれの製作体制や製作費の規模も異なる。そんな彼らが期間中、互いの映画を観賞し合い、食事の席で日本映画の現状について本音を語り合ってきた。お互いに何を感じたのか気になるところだ。

 『永遠の0』と『STAND BY ME ドラえもん』で2014年の邦画興行収入1位と2位を獲得し(日本映画製作者連盟調べ)、大作を手掛けることの多い山崎監督は「短期間で撮影することのエネルギーを(2人の)作品から感じました。僕らの映画は1カット1カット準備が掛かるので勢いが薄れてしまいます。なのでちょっと(短期間の撮影を)やってみたいような、でも、やりたくないような感情を抱きました」と、刺激を受けたことを明かした。

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 一方、『百円の恋』を約2週間で撮り上げた武監督は「観客にとっては映画であることは変わりなく、そこに(製作費の)差異はないと思っています。ただ作る側の立場から言えば、桁が多いのをやりたいと思っているし、時間を掛けて作るのが映画製作の本当のかたちであって、今は仕方なく(この状況で)やっているという部分もあります」と本音をにじませた。堀江監督も「準備に時間を掛ける事が出来たら、予算は関係ないかなと思います」と続いた。

 また海外の記者にとって日本と言えば、東日本大震災による福島第一原発事故の影響も気になるところだ。特に、『寄生獣 完結編』のクライマックスでは、放射性物質が物語のカギを握っていることもあり、「原発問題へのメッセージが込められているのでしょうか? また配給会社から注意は受けなかったのでしょうか?」という質問もあった。(取材・文:中山治美)

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