母性本能くすぐる「新スター・ウォーズ」ドロイドBB-8！スマホでコントロールしてみた

　ラジコンのBB-8があまりにキュートでキュン死してしまいました。ペットロボットとして自宅に一体欲しい……所有欲をかき立てるグッズが登場しました。シリーズ最新作『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』の関連グッズが9月4日（日本時間）に発売解禁されましたが、そのグッズの一つにこのつぶらな瞳（？）のBB-8くんも、ちょこんとラインナップされていました。ボール型のラジコンおもちゃがすでに大ヒット中のSphero社が製作し発売しました。映画に登場する実物大BB-8にもSphero社は協力しているそうです。

あのかわいい子はだれ？

　平たく申しますとラジコンおもちゃです。スマホにアプリをインストールして、Bluetoothでつなげて操縦します。充電ドックがあってちょこんと座っている姿がなんともいえないかわいらしさを醸し出しています。このBB-8というドロイド、『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』の予告編でもチラリと登場しており、それだけですでに「かわいい……あの子はいったい!?」と多くの女子の母性本能をくすぐり、がっつりと心をつかんでいる愛されキャラです。

BB-8を自腹で買う

　「BB-8をペットにしたい！」その思いが止められなくなってしまったのでさっそく、自腹で購入。20,134円（税込）。おもちゃにしては高いですが、室内犬やネコを買うよりは安いです。まずこん包されていた箱が、iPhoneの箱と同じぐらいの、大切に保管したくなるレベルの適度な厚さをもった頑丈な箱。ドキドキします。箱を開けると、大きさは手のひらにすっぽり収まる直径10センチ程度。充電ドックで数分充電する間にBB-8のアプリをインストールします。（iOS 8以降 & Android 4.4.2+に対応）

ドロイド音が癒やし系

　何はともあれまず動かしてみます。スマホのアプリで操作するドライブモードは、ボディと進行方向がグラフィック化してあり、スワイプすることにより直感的にBB-8を動かすことができます。ただ、BB-8は球体なので直感的とはいえ少しコツをつかむのに時間を要します。でも、動いた瞬間「えええっ～、かわいい～」そう声を上げずにはいられません。だって動きがおちゃめすぎる。ちょっと前のめりによたよた転がるBB-8くんは、学校に遅刻しそうで急いでいるドジっ子のようです。

　しかし、かわいさレベルをMAXに引き上げるのは、BB-8くんの動きと連動する「ポー～、ピポッパポ～、ピポー」というドロイド特有のつぶやき音。実際はスマホから聞こえるのですが、BB-8くんが言っているように思えます。「いやいや」「うんうん」とクビだけ動かす動作に至ってはかわいらしすぎて、癒やされたいときに何度も繰り返してしまいそうです。

ジャイアントロボ的音声操作

　そして、唐突ですが、みなさんジャイアントロボはご存じですか？　昭和を代表するロボットヒーローの一つなのですが、少年が腕時計的な装置に向かって、「飛べジャイアントロボ！」と命令するとロボはそのとおりに動くのです。子供たちはみんな少年の「言うだけでロボットが動く」そのクールさに憧れていました。このBB-8はその憧れの音声認識機能を搭載しています。さっそく、使ってみます。「look around」「……」「ルックアラウンド」「……」動きません。Sphero社はアメリカの会社なので、発音が悪いとBB-8くんに通じないんですね。バイリンガルの方ぜひお試しあれ。また、ジャイアントロボのように腕時計で操作したいところですが Apple Watch にはまだ対応していないようです。

改善点も少し…

　ほかにも、撮った写真をスマホ上でBB-8がホログラムを投影しているように見える機能やパトロールモードで勝手に動き回る機能なども楽しめます。障害物を避けるためのセンサーは搭載されていないようなので、お家で遊ぶ場合、ガッツン、ガッツン壁や障害物にぶつかりながら動きますが、そこがまたこの子の“ばかかわいい”ところでもあります。一番惜しいのが、スマホでオペレーションしている最中、スマホで撮影することができないということです。BB-8くんの勇姿をスマホでビデオ撮影しようとパトロールモードにしてカメラのアプリに切り替えたとたん、BB-8くんはストップしてしまうのです。誰かほかの人に撮影してもらうしかないという切なさ。今後もアプリはバージョンアップしていくそうなのでSphero社の技術者さん、ぜひここを改善してください。（編集部：下村麻美）