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ガエル・ガルシア・ベルナル、俳優として行き詰まりを感じていたことを告白

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ガエル・ガルシア・ベルナル
ガエル・ガルシア・ベルナル

 演技派俳優ガエル・ガルシア・ベルナルが、Amazon製作の話題のドラマ「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」について語った。

【動画】ガエル・ガルシア・ベルナル『NO ノー』

 ニューヨークのオーケストラの指揮者トーマス(マルコム・マクダウェル)の引退によって、女好きのロドリゴ(ガエル)が代役に就任。それまでアルバイトで生計を立てていたオーボエ奏者ヘイリー(ローラ・カーク)が、ひょんなことからロドリゴのアシスタントとなり、自由奔放な彼に振り回されていく。ニューヨーク・フィルハーモニックの元オーボエ奏者ブレア・ティンドールのスキャンダラスな自叙伝「Mozart in the Jungle: Sex, Drugs, and Classical Music」を、映画『アバウト・ア・ボーイ』のポール・ワイツがドラマ化した。

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 ロドリゴの音楽への情熱は、ガエルの演技への情熱に似ているのか。「僕は彼ほど情熱的ではないよ。それに彼は天才だが、僕はそうではない。彼は誇張された存在で、僕はそんなロドリゴというキャラクターが好きだ。なぜなら、彼は(女性との交際も仕事も)何でもやってのけてしまうからだ。僕は演技は好きなものの、(近年)俳優として行き詰まりを感じていて、もし映画のオファーがなかったら、小さな舞台に参加してもいいつもりでいた。これまで僕の仕事は自分の人生を反映したものだったが、このロドリゴという役は大きな舞台でオーケストラを指揮するため、自分とかけ離れた役柄に魅了された」と出演経緯も明かした。

 実際のオーケストラの前で指揮をしてみて「最初に、登壇する前にオーケストラの演奏者に『ごめんなさい!』と謝った!(笑)なぜなら、交響曲は言葉では言い表せないほど全てを超越したものだと思うからだ。それに交響曲は詩のようなもので、人によってさまざまな解釈がなされ、さらに自分のその時の状況によって変化して聴こえる時もある。指揮者は演奏者と共に同じ旅路に出るが、それぞれが異なった色(場所)を見ているような気もする。そのため交響曲の演奏は複雑だが、この作品を通してそんな複雑さを知ることができて良かった」と感謝した。

 ロドリゴとヘイリーの関係について「ロドリゴはヘイリーとは不思議な関係にあって、(これまでとは違うタイプの女性)ヘイリーとの関係に少々苦しみ、彼女の前では堅物なんだ。(本来女好きの)ロドリゴは、そんなごく普通な関係が苦手で、あまり男として機能していないかもしれないね(笑)」と説明した。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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