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地下アイドルのファンに迫る「荒削り映画」が最優秀賞!FOX主催の映画祭

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ガッツポーズで受賞を喜ぶ川島直人監督
ガッツポーズで受賞を喜ぶ川島直人監督

 「FOX ムービー プレミアム短編映画祭2015」の授賞式が10日、都内で行われ、地下アイドルの熱狂的なファンを追った映画『始まりの鐘をならせ』が最優秀賞を受賞した。

【写真】「FOX ムービー プレミアム短編映画祭2015」フォトギャラリー

 本映画祭は、未来の映画監督や映像作家、クリエイターの発掘・育成を目的としたもので、プロ・アマ、テーマ・ジャンルを問わず、未公開、未受賞の1~30分の映像作品を募集。今年は400作品を超える応募があり、4作品が優秀賞を受賞した。

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 その中の『始まりの鐘をならせ』は、地下アイドルの熱狂的なファンである男性3人の一夜を追うストーリー。式には審査員を務めた福井晴敏 (作家・脚本家)、本広克行 (映画監督)、土合朋宏 (20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社代表取締役社長)も登壇。福井は「面白いだけではなく、観終わった後に人生を変える転機を与えてくれるものが映画として素晴らしいと思う」と前置きし、「アイドルの追っかけをする気持ちが全くわからなかったけど、これを観た後はシンパシーを抱けるようになった」と自身の心境の変化を交えて、同作に賛辞の言葉を贈る。また、「フィルムの風合いがあり、映画であることにこだわり続けているところ」も評価の対象となったことを明かした。

 その後、本作が最優秀賞に選ばれると、川島直人監督はガッツポーズで大喜び。本広監督は「他の作品は上手過ぎてつけ入るところがないけど、川島作品は隙だらけ。でも、そこが勝因じゃないかな」と独自の感性で称賛。土合も「作品がむちゃくちゃ粗削り。でも、それがエネルギーと勢いを持っている」と熱く語り、川島監督の今後に期待を寄せた。

 授賞式は、お笑いコンビ・オリエンタルラジオ中田敦彦藤森慎吾)がMCを務め、俳優の谷原章介がゲストとして出席した。(取材・文:錦怜那)

■「FOX ムービー プレミアム短編映画祭2015」の受賞結果は以下の通り
最優秀賞
『始まりの鐘をならせ』(川島直人監督)

優秀賞
『とけいのはなし』(阿部静監督)
『her memory』(菊池清嗣監督)
『Pro ぽーず』(小宮山充監督)

審査員特別主演俳優賞
田中えみ『her memory』
藤真美穂『Pro ぽーず』

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