手塚治虫の心揺さぶった!日本初の長編アニメ、デジタル修復版で復活!

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桃太郎! - (C)1945/2016 松竹株式会社

 第69回カンヌ国際映画祭で大反響を呼んだ、日本初の長編アニメ映画『桃太郎 海の神兵』のデジタル修復版の日本凱旋上映が決定した。デジタル修復版での上映は、今回が国内初となる。

 本作は、第二次世界大戦末期に海軍省の依頼で松竹が製作し、1945年4月に公開された国策映画にして、日本初の長編アニメ映画。手掛けた瀬尾光世監督は、短期間ながらも海軍落下傘部隊に体験入隊をし、そこで視察した基地の様子や戦闘方式などを本作に反映したという。隊長・桃太郎の指揮の下、サル、イヌ、キジ、クマといった飛行隊が訓練に励み、鬼ケ島へ向かい攻略する様を描く。

 公開時に鑑賞した手塚治虫は、「私は、一生に一度、必ずこのようなアニメを創りたいと決心し、漫画家になり、そしてアニメを創り始めたのです」と瀬尾監督による平和への願いに共鳴した感想を述べている。また、ミュージカルアニメとも呼べる音楽効果の絶妙さ、5万枚のセル画を使ったとされるキャラクターの動きは素晴らしく、世界最高水準のレベルにある今日の日本アニメーションの原点ともいえる。

 デシタル修復にあたって、映像監修を『母と暮せば』『家族はつらいよ』など山田洋次監督作品のカメラマン・近森眞史、映像監修協力を『紅の豚』『もののけ姫』などスタジオジブリ作品の撮影監督・奥井敦が務めた。音響修復は世界的に実績がある米国の Audio Mechanics が担当している。7月23日より、ユーロスペース(東京)と神戸国際松竹(兵庫)にて上映開始、以降各地で上映予定。(編集部・石神恵美子)

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