『ジュラシック・ワールド』最新作、人類の超えてはいけない一線を描く!

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最新作に自らの作風を盛り込んだJ・A・バヨナ - Photo:Kazuhiko Okuno

 人気シリーズ新3部作の第2弾『ジュラシック・ワールド/炎の王国』を任されたのは、『インポッシブル』『怪物はささやく』などを世に送り出してきたスペインの鬼才J・A・バヨナ監督。生みの親スティーヴン・スピルバーグに「『ジュラシック・パーク』で私ができなかったことをやってのけたと思う」と言わしめた彼が、本作に込めた想いなどを明かした。

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 バヨナ監督は、本作を引き受けた理由を“ジュラシック愛”を交えながらこう説明する。「僕が監督としてやったことがないことだらけだったんです。アクションシーンも、続編もつくったことがなかったですから。それに『ジュラシック』シリーズは1本目から観ていますし、スティーヴン・スピルバーグとマイケル・クライトン(原作)がタッグを組んだことによって、単なるエンターテインメントだけではなく、人間VS自然とか、人間VS科学とか、そういうテーマが描かれているところも好きでした。今作のオファーがきたとき、すでに基本的な物語とキャラクターは脚本に書かれていたので、その脚本を読んで、自分の経験や知識をいかして、どれだけ最高の作品にできるかということを考えました」。

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 そんなバヨナ監督によって、今作では倫理観を問うテーマが強化されている。「人間VS自然とか、人間VS科学ということについては、今すごく必要とされていることだと思ったので、全面的に出したいと思っていました。現代はテクノロジーの発展が速すぎて人間が追いつけていない状況なので、それを見つめられることが、このシリーズが今必要とされている理由なのではないかと思ったからです。このテーマで考えるべきことというのは、科学が悪いのではなく、科学を悪用する人間が悪いんだということ。そういった善悪の倫理がすごく出てくるんですけど、人類の超えてはいけない一線を描きたかったんです」。また、シリーズでおなじみの恐竜たちによるスリリングなアクションに加え、バヨナ監督作品らしいゴシックホラーのテイストが新鮮だ。心掛けていたのは、意外にも恐怖の中に笑いを盛り込むことだったという。「子どもたちも観る映画なので、常に怖くても笑えるというか、そのバランスには気を付けていました。一番そこが難しかったかもしれません」。

 本作に含まれるさまざまな映画作品へのオマージュからは、バヨナ監督の知識豊富さがうかがえる。「私が子どものころ、スペインに映画専門のチャンネルが1つあって、そこではいろんな映画が流れていました。そのおかげで、スピルバーグ、チャールズ・チャップリン、フランソワ・トリュフォー、黒澤明、全部同じレベルで自分に影響を与えていると思います」。日本映画もその例外ではない。「日本の古典映画だと、小津(安二郎)とか大島(渚)。現代で言うと、宮崎(駿)とか高畑(勲)。私の前作『怪物はささやく』はとくに影響をすごく受けている気がします。あとは、是枝(裕和)に関しては、一作目から観ていて、とても好きです。とくに子どものシーンの撮り方がすごく好きですね」。

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 また、エンドロールのスペシャルサンクスには、『シェイプ・オブ・ウォーター』などのギレルモ・デル・トロ監督とスペインの名匠フェルナンド・トルエバ監督の名前が。その理由を「ギレルモ・デル・トロはわたしのメンターなので、疑問があるといつも電話をするんです。フェルナンド・トルエバに関しては、彼の作品に私が出演したことがあるのと、(マルコム博士役の)ジェフ・ゴールドブラムも20年くらい前に彼の監督作品に出演したことがあって。トルエバがジェフの出演シーンの撮影のときに来ていたので、議員の一人としてカメオ出演してもらったんです」と説明していた。最後に、初めてのことばかりだったという本作の製作で得たものについて聞いてみると、「3か月くらい経たないとわからないと思います。いまのところはまだ抜け出れていないので、ちょっと距離を取らないと」と笑みを浮かべていた。(編集部・石神恵美子)

映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』は全国公開中

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