寺田心「ミラノ国際映画祭」最優秀主演男優賞にビックリ!監督は天才と評価

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受賞の喜びを語る寺田心

 イタリアで開催された「ミラノ国際映画祭2018」で外国語映画最優秀主演男優賞を獲得した子役の寺田心が12日、都内で行われた映画『ばあばは、だいじょうぶ』報告記者会見に監督のジャッキー・ウーと共に出席し、喜びを語った。

 寺田とウー監督は、8日に現地で外国語映画最優秀主演男優賞と最優秀監督賞を獲得したばかり。寺田は「外国で映画が上映されるとしか聞いていなかったので、すごく驚きました」と獲得の瞬間を振り返り、「映画の中のばあば役の冨士眞奈美さんと、本当のおばあちゃんと、僕をいつも応援してくださる方に伝えたいと思います」と続けた。

 さらに「発表されてからずっと泣いていました。おばあちゃんにも知らせたら、良かったね、感謝の気持ちだね、と泣いていました」と語った寺田。ウー監督によると「うれしさのあまりおえつして、泣いていましたね」とのことで、「余談ですが、審査委員長が最後に『スタンディングオベーションが起きたのは、この映画祭の歴史の中でも心くんがはじめて。ビックリした』と言っていました」と明かした。

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 さらにウー監督は、撮影時の寺田について、「最初は子役というイメージがあったが、撮影初日から役者としてリスペクトすることができた。こちらが役者に求めているものがあっても、レスポンスが良くなることはあまりない。でも心くんに関しては、それ以上のものをすぐに返してくる。この言葉はあまり使いたくないけど、天才だなと思いました」と舌を巻く。一方の寺田も「ウー監督はすごく優しくて。いろんなことを教えてもらいました、監督は、台本の中に、監督だけの台本があって。それで教えていただくと、すっごくお芝居が楽しくなるんです」と笑顔を見せた。

寺田心とジャッキー・ウー監督

 ウー監督は、前作『キセキの葉書』でも、主演の鈴木紗理奈にスペインのマドリード国際映画祭アワード・ナイトで最優秀外国映画主演女優賞をもたらした。この日は、その鈴木から「ウー監督、心くん、関係者の皆さん、おめでとうございます。ウー監督が心くんに優しくお芝居を教えている姿が思い浮かびます。わたしもウー監督に教わって、演技を引き出してもらいました。このたびは本当に本当におめでとうございます」と祝福のメッセージが読み上げられる一幕もあった。 

 本作は、第3回「児童ペン賞」童話賞を受賞した童話(原作:楠章子/挿絵:いしいつとむ)が原作。大好きな“ばあば”が認知症になり行方をくらましてしまった、主人公の少年・翼(寺田)を通して、誰もが避けては通れない社会の問題を優しい視点で描き出す。(取材・文:壬生智裕)

映画『ばあばは、だいじょうぶ』は2019年春公開予定

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