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『ファンタビ』はヴォルデモートが生まれた年から始まる…ナギニ女優が語る

呪われた血を持つ“マレディクタス”のナギニ
呪われた血を持つ“マレディクタス”のナギニ - (c) 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (c) J.K.R.

 映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』でナギニ役を務めた韓国人女優クローディア・キムが来日時にインタビューに応じ、『ハリー・ポッター』シリーズでも印象的だった同役について語った。

【動画】ナギニの衝撃的な変身シーンも

 ナギニは、『ハリー・ポッター』シリーズで悪役ヴォルデモートに仕えていた巨大な雌蛇。何者も信頼しなかったヴォルデモートが唯一絆を感じていた存在だ。そんなナギニがもともとは人間の女性であり、血の呪いによってビーストへの変化を繰り返し、最終的には完全かつ永久にビーストになってしまう“マレディクタス”として『黒い魔法使いの誕生』に登場すると発表されると、ファンは大いに沸いていた。

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 そもそも第1弾『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、ヴォルデモートことトム・リドルが生まれた1926年を舞台にしていた。クローディアはこの事実に大興奮したといい、「そう、彼が生まれた年なの。トム・リドルはどこにいるの?(笑) 彼女がどのようにしてトム・リドルに会うことになるのか、今から待ち切れない! 彼女は蛇語を学ぶのか、それとももともと持っていた能力に気付くことになるのか? 彼女もホグワーツに行くのか? とか、わたし自身も知りたいことばかりよ」と笑顔を見せた。

 ハリー・ポッター魔法ワールドの生みの親であるJ・K・ローリングは、ナギニの設定について20年前から決めていたと明かしている。クローディアはナギニがどんな旅路をたどるかはまだ聞いていないとしながらも、「J・Kは『あなたに言うべきじゃないんだけど、でも……』と言いながらも、少しずついろんなヒントを教えてくれるの」とシリーズの一ファンとして楽しげだった。

クローディア・キム
素顔はめちゃくちゃキュート! - 来日したクローディア・キム

 初めは「クリーデンス(エズラ・ミラー演じる強大な魔力を秘めた孤児)と心を通わせるミステリアスな女性役」ということしか知らされず、最終オーディションで初めてそれがナギニだと告げられ、いきなり蛇への変身シーンをやることになったというクローディア。見事役を勝ち得てからは『ハリー・ポッター』シリーズのナギニのシーン全てをチェックし、スタジオツアーで展示されているナギニの模型も見に行ったという。「だけど人間のナギニは蛇のナギニとは随分違うから、『ハリー・ポッター』シリーズの蛇のイメージを持ち続けなくてもよかったの。時に思い出す感じだった。彼女はクリーデンスのようにとてももろくて壊れているとしても、暗殺者としての強大な力を秘めているってね」と役へのアプローチ法を明かした。

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 ちなみに、ナギニの蛇への変身シーンは、クローディアと同じ衣装とヘアスタイルにしたパフォーマーが実際にあの動きをやっており、「後ろに反って、そのまま頭を脚の間に入れていくの。本当にすごかった!」とのこと。共に魔法使いのサーカスで虐げられていたナギニとクリーデンスの、互いに欠けた部分を埋め合うような関係は本作の見どころの一つであり、クローディアは「彼女の(人間でいられる)残り時間はなくなりかけている。彼女は自分の目的を、クリーデンスの旅のために犠牲にする。本作で描かれるそんな関係を見てほしい」と呼び掛けた。(編集部・市川遥)

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は公開中

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