ハリウッド版『ゴジラ』続編を見舞った自然災害

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『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』マイケル・ドハティ監督と

 ハリウッド超大作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で映画のキーマン芹沢博士を演じた渡辺謙と、監督のマイケル・ドハティが単独インタビューに応じ、映画の製作中に現場を襲った自然災害の数々や、思い入れのある怪獣について語った。

【写真】ゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラのバトル!<全10枚>

 ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(2014)の続編となる本作は、かつて地球を支配していたゴジラが、世界各地で目覚めた怪獣たちと激しいバトルを繰り広げるスペクタクルで、日本の『ゴジラ』シリーズでも、宿敵として何度も死闘を演じたキングギドラをはじめ、モスラやラドンなど多彩な怪獣たちが登場する意欲作だ。

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 前作にも出演した渡辺は「次も出るかは内容しだい」と考えていたが「脚本が素晴らしく、即決しました」と振りかえる。いっぽう「幼い頃からゴジラに魅了されてきた」というドハティ監督は「僕にゴジラという贈り物をくれた日本への感謝を込めました」と本作への思いを語った。なお、劇中ではゴジラ、キングギドラ、モスラ、ラドンに加え、世界各地に17体ものオリジナル怪獣が出現。「日本には、日本書紀に基づいて八岐大蛇(やまたのおろち)に似た怪獣を出したんです。たぶん八岐大蛇はキングギドラのヒントだったと思うから」とこだわりを覗かせた。

 怪獣たちはCGのため、出演者は見えない脅威への演技が求められる。「コンテを見て、頭の中でイメージをして撮影に臨みます。だから完成した映像を観て“こうなったんだ”といちばん驚くのは僕らなんですよ」と笑う渡辺。そんな怪獣演出でドハティ監督がこだわったのがキャラクター性。「キングギドラは恐ろしさ、モスラは神々しく女性らしいなど、個性を尊重しました」という。スタッフとの打合せはフィギュアを手に「子供の頃のごっこ遊びの延長だった」とか。ちなみにもっとも好きな怪獣は渡辺がキングギドラ、ドハティ監督はラドンで、共に子供の頃からのお気に入りだそう。

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 本作のテーマのひとつが人類と怪獣の共存。劇中で人々は容赦なく怪獣の猛威にさらされる。「怪獣というとフィクションに聞こえますが、自然に置き換えると、すべてがしっくりきます」と渡辺。そんな映画と呼応するかのように現場は自然災害に見舞われた。「アトランタでの撮影はハリケーンに直撃され、メキシコでは地震。カリフォルニアでの編集中は大きな山火事があり、事務所に煙が押し寄せてきたんです。怪獣たちの脅威を自分たちも実感させられた思いでした」とドハティ監督は明かした。

 そんな現場を盛り上げたのがドハティ監督だったという。いたずら好きな彼に渡辺はじめクルーは何度もはめられた。「怪獣の登場シーンの撮影は、雰囲気を出すため音楽や効果音を流すんですが、たまに変な曲を流して調子を外すんですよ」という渡辺に対し、「ランチの後で皆が眠そうだったから、目を覚ましてあげたのさ」と笑うドハティ監督。深夜にまで及ぶ撮影も少なくなかったという本作だが、厳しい現場を支えたのは監督を中心にした大勢のクルーのチームワークだったようだ。(取材・文:神武団四郎)

映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は全国公開中

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