タランティーノ、新作で描く3つの視点から見たハリウッド

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鬼才クエンティン・タランティーノの新作!

 クエンティン・タランティーノ監督の第9回監督作品にあたる映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(8月30日公開)の取材会が5月にアメリカで行われ、タランティーノ監督と女優のマーゴット・ロビーが作品について語った。

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』予告編

 1969年に起きたカルト集団マンソン・ファミリーによる女優シャロン・テート殺人事件という史実を軸にしながら、落ち目のテレビ俳優リック(レオナルド・ディカプリオ)と彼のスタントマンを長年務めてきた親友クリフ(ブラッド・ピット)の姿を描いた本作。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』などのマーゴットがシャロン・テートを演じている。

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 「僕はこの映画のアイデアを5年か6年前に思いついたんだ」とタランティーノ監督。小説として書き始め、何度も何度も書き直しを重ね、時には一つのシーンについて書き続けるなどしてキャラクターをつくりあげた。

 そして「シャロン・テートがいる。リックとクリフがいる。僕は今、彼らがどういう人かわかっている。どんなストーリーに彼らを入れ込みたいか?」を様々なストーリーで試した後に、自分が彼らを使って何を語りたいかを考え、「彼らをメロドラマ的な映画のストーリーの中に入れ込む必要はなく、彼らの人生の『とある数日間』を描くだけでいい」という結論に至った。

 その3人のキャラクターは「3つのレベル」にわかれている。「シャロンと(その夫の)ロマン・ポランスキーはハリウッドでとても優雅な暮らしをしている。(その家の隣で)リックもいい暮らしをしているが、自らの状況を嘆いている。クリフはハリウッドで一日中働いているが、ハリウッドではなくゲットーに住んでいる」

 「それがハリウッドなんだ。ハリウッドで大成功した人と大失敗した人が隣同士に住んでいる。ハリウッドの3つのクラスが隣同士にいる。そして(映画の中の)3日間を進んでいくにつれて、僕らは3つのすべての視点からハリウッドを見ているんだ」と監督は説明した。

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 そんな作品の撮影はマーゴットにとってかなり特別だったそうで、「一番最初に監督から『僕の映画のセットで経験する楽しさは、決して他では味わえないよ』と言われました。そんなことはないって思っていたけど本当でした。タランティーノ監督以外、誰もああいうふうに映画は作れない」と振り返った。

 取材の最後に1969年当時、7歳だった頃の自分について聞かれたタランティーノ監督は「僕が初めてハリウッドに行ったのは1969年だったと思う。両親が僕を『明日に向かって撃て!』を観るためにグローマンズ・チャイニーズ・シアターに連れて行ってくれたんだ(笑)」と語っていた。(編集部・海江田宗)

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