出産、朝ドラを経て…安藤サクラの凱旋に拍手!

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笑顔の安藤サクラ

 女優の安藤サクラが23日、大分県由布市で開催中の第44回湯布院映画祭の特集上映「映画プロデューサー特集」シンポジウムに出席した。幼少の頃から父・奥田瑛二に連れられ、何度も同映画祭を訪れていたという安藤は、出産、朝ドラ「まんぷく」出演などを経て、国民的女優として湯布院に凱旋。観客から祝福の拍手をおくられた。

安藤サクラの体当たり演技が光る!映画『百円の恋』予告編

 佐藤現プロデューサー(『僕たちは世界を変えることができない。 But, we wanna build a school in Cambodia.』『犬猿』『百円の恋』)と、森重晃プロデューサー(『不夜城 SLEEPLESS TOWN』『香港大夜総会 タッチ&マギー』『蜜のあわれ』)という2人のプロデューサーが手がけた作品を通じて、プロデューサーが果たす役割についてスポットを当てた本特集。1日目となるこの日は、東映ビデオに所属する佐藤現プロデューサーが手がけた3本を上映。ゲストには佐藤プロデューサーと、『百円の恋』の武正晴監督、脚本を手がけた足立紳、主演の安藤、そして『犬猿』の吉田恵輔監督が来場した。

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 『百円の恋』は、最初は4館で公開され、メイン館のテアトル新宿では連日立ち見がでるほどの大盛況。大ヒットを受けて全国78館以上に拡大公開され、第39回日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞、最優秀脚本賞をはじめ数多くの賞を獲得した。湯布院の観客の前に立った安藤は、「ご無沙汰しております。出産と朝ドラを経て戻ってまいりました」とあいさつし、観客からは大きな拍手がおくられた。

 安藤は700通以上の応募があったというオーディションを勝ち抜いて主役の一子役を勝ち取った。佐藤プロデューサーは「脚本の段階で、足立さんも武さんも、イメージキャストとして安藤さんがやってくれたらいいなと言っていたんです。オーディションは公募で選ぼうと新聞でも告知をしたところ、我々の意中だった安藤さんが来てくださった」と述懐。安藤も「新聞を見た母から、あんたに合いそうな役じゃない? と言われたので、応募しました」と明かした。

 同作で安藤が繰り広げるファイトシーンは迫力のひとことだ。3か月にわたってボクシングの特訓を行うなど、文字通り身を削って打ち込んだ。だが、同作は原作がないオリジナル作品ということで、製作は低予算を余儀なくされ、撮影期間も2週間しか用意されなかった。しかも撮影期間中の10日間で自堕落な体型からボクサー体型へと変ぼうさせることを強いられるなど、安藤への負担は非常に大きかった。それゆえに「低予算でもこんなに面白い作品が作れる」という論調には、佐藤プロデューサーも疑問を投げかける。「厳しい条件の中で、サクラさんにも苦労をさせてしまった。結果としてこの作品は、評価も結果もすばらしいものになりましたが、これが成功例だと単純に思えないくらいに(撮影規模と)予算が合っていなかった。だから同じことは繰り返さないようにしたいと思っています」と反省点を述べるひと幕もあった。

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 だが安藤は佐藤プロデューサーに全幅の信頼を寄せているようで、「この声と笑顔にだまされているのかもしれないですが、現さんは、人としてすごく深いところまで寄り添ってくれる人。現さんと一緒に、何かと戦っていた気がしますね」と振り返る。そんな本作について「ボクシング(フォーム)がきれいという、ボクシング目線でのほめ言葉がうれしいです。そこそこ身体が仕上がった時に、女子ボクシングの映画をいろいろと観てみたんですが、外国の方はパワーはありますけど、ボクシングの美しさでいったら、わたしの方がきれいだなと思っています」と自信を見せる安藤に対して、会場も拍手。武監督も「女子ボクシングの映画はいろいろと観ましたけど、現時点でこちらの方が上だなと確信した。意外とこれは世界に勝負できるクラスまでいけるなと思ったので、もう少し積極的にボクシングの映画にしようと思ったんです」と満足げな顔を見せた。(取材・文:壬生智裕)

第44回湯布院映画祭は8月25日まで由布市の湯布院公民館にて開催中

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