三池崇史監督×窪田正孝『初恋』トロント映画祭で大盛り上がり!笑いと喝采止まらず

第44回トロント国際映画祭

新旧プログラマーと三池崇史監督。三池監督は猫の帽子で入場(右)

 現地時間13日、第44回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門で窪田正孝主演の三池崇史監督作『初恋』の北米プレミアが行われた。連日深夜24時から世界のマッドな映画を上映している同部門。ネコの帽子を被った三池監督は「ちゅ~るちゅ~るちゃおちゅ~る♪」といういなばCIAOちゅ~る(ネコ用おやつ)の曲に合わせて入場して、同部門のプログラマーと腕を組んで踊り、そのマッドぶりでただでさえハイテンションな観客たちをさらに盛り上げた。

【動画】『初恋』インターナショナル版予告編

 トロントの同部門でおなじみの三池監督は「もはや紹介不要のミッドナイトマスター!」と紹介されると、「トロントは初めて呼ばれた海外映画祭で自分にとって非常に大切な場所。ここ帰って来られてうれしく思います」とあいさつ。「ただ自分も少々年を取りまして、子猫のような性格になっているので、今晩の作品が皆さんの気に入るようなものか心配ですけど、最後までゆっくり楽しんでください」と続けて会場を沸かせた。

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 モニカと名乗る女性(小西桜子)との出会いでアンダーグラウンドの世界に足を踏み入れることになったボクサー(窪田)のハチャメチャな一夜を描く本作。三池監督いわくラブストーリーだが、ヤクザ(内野聖陽染谷将太ら)、復讐に燃えるヤクザの女(ベッキー)、汚職刑事(大森南朋)、チャイニーズマフィアら個性強すぎなキャラクターたちもバイオレトに入り乱れる。観客は窪田ふんするボクサーが敵をノックアウトしたり、取れた頭が地面を転がったりするたびに大笑いで大喝采! 染谷やベッキーのぶっ飛んだ演技にも笑いが絶えず、上映後に再び登場した三池監督は盛大な拍手と歓声で迎えられた。

 Q&Aでは三池監督に「監督は多作だが、どうやって燃え尽きないようにしているのか?」「監督の作品には強い女性キャラクターが多いが、自身と母親との関係が影響しているのか?」といった質問が飛び、三池監督は「実は俺三つ子なんだよね。三人でローテーションでやってる。今ここにいるのは次男です」「母親とは今でも一緒にお風呂に入って、腕に抱かれて寝ています」とジョークを飛ばして爆笑をさらう。それでも真面目に「映画で僕がこんなに人を殺しているのに、父親と母親は今も元気に暮らしていてくれて、自分の映画を楽しみにしてくれている。それが一つ映画を作るモチベーションでもあります」とも語った。

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 また「どうしてヤクザの物語が好きなの?」という質問も。三池監督は「僕たちは普段法律を守って生きているんだけど、人に嫉妬したり、誰かを憎んだり、また憎まれたりということはしているはず。それをぎゅーっと映画の時間に凝縮すると、今出てきたヤクザたちとさほど変わらない人生を送っているんじゃないか、と思うんです。長いから気付かないだけで」とヤクザ映画は人生の縮図だからこそ惹かれると説明していた。

 『初恋』は2020年2月の日本公開に先駆け、今年9月27日に北米公開されることが決まっている。(編集部・市川遥)

第44回トロント国際映画祭は現地時間15日まで開催

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