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吉沢亮&杉咲花主演で「青くて痛くて脆い」映画化 大河と朝ドラ主演コンビが本格共演

映画『青くて痛くて脆い』より
映画『青くて痛くて脆い』より - (C)2020「青くて痛くて脆い」製作委員会

 「君の膵臓をたべたい」などで知られる住野よるの小説「青くて痛くて脆い」が、吉沢亮杉咲花のダブル主演により映画化され、8月28日より公開されることが6日、東宝株式会社より発表された。吉沢演じる大切な仲間と居場所を奪われた大学生の歪んだ感情が暴走していくサスペンスで、杉咲がその友人にふんする。吉沢は2021年放送の大河ドラマ「青天を衝け」の、杉咲は2020年度後期のNHK連続テレビ小説「おちょやん」の主役に抜擢されており、大河と朝ドラ主演コンビが初めて本格的な共演を果たす。吉沢は「今回僕が演じた“田端楓”という役は、今まで演じたことのない闇の抱え方、屈折の仕方をした役で、観た人から嫌われそうな役だったのですが、演じていてとても楽しかったです」、杉咲は「純粋な気持ちだけでまっすぐ突き進む、まぶしい秋好を演じられることは楽しみでした」とコメントしている。

【画像】美しすぎる…吉沢亮

 原作は、デビュー作「君の膵臓をたべたい」が2017年に映画化され、興行収入35.2億円の大ヒットを記録した住野の5作目となる青春小説。正反対なひとりぼっち同士の田端楓(たばたかえで)と秋好寿乃(あきよしひさの)が、世界を変えることを目標にした秘密結社「モアイ」を立ち上げるが、秋好の存在亡きあと、社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした就活サークルに成り下がってしまい、楓は親友や後輩と手を組んで「モアイ」を奪還すべく奔走する。

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青くて痛くて脆い
原作書影

 コミュニケーションが苦手で他人と距離を置く田端楓役に、映画『キングダム』や朝ドラ「なつぞら」など快進撃が続く吉沢。理想を目指すあまり空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いている秋好寿乃に、大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~」も記憶に新しい杉咲がふんする。

 吉沢と杉咲は2018年公開のアクション映画『BLEACH』で共演。吉沢は「杉咲さんは、現場でも秋好同様、ずっと笑っている印象でした。前にご一緒した時は同じシーンがほぼなく、今回ガッツリお芝居を出来て嬉しかったです」と再共演の感想を述べている。

 撮影は昨年7月16日から8月20日にかけて行われた。現在放送中のドラマ「知らなくていいコト」(日本テレビ系)の演出を務める狩山俊輔がメガホンを取り、映画『ニセコイ』(2018)などの杉原憲明が脚本を手掛けた。吉沢、杉咲及び原作者、プロデューサーのコメントは以下の通り。(編集部・石井百合子)

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吉沢亮(田端楓役)
 今回僕が演じた“田端楓”という役は、今まで演じたことのない闇の抱え方、屈折の仕方をした役で、観た人から嫌われそうな役だったのですが、演じていてとても楽しかったです。小説だからこそ成立しているロジックを映像的に落とし込んでいて、とても面白い作品になっていると思います。杉咲さんは、現場でも秋好同様、ずっと笑っている印象でした。前にご一緒した時は同じシーンがほぼなく、今回ガッツリお芝居を出来て嬉しかったです。

杉咲花(秋好寿乃役)
 住野よるさんの作品が凄く好きで、原作が出た時から「もし実写化されるならこの役をやりたい!」と思っていたので、オファーをいただいたときはすごく嬉しかったです。純粋な気持ちだけでまっすぐ突き進む、まぶしい秋好を演じられることは楽しみでした。この作品には、人に見られたくない部分がどんどん出てきて、隠されていたものがえぐられていくような描写もあり、「もしかしたら自分にもこういう一面が、どこかにあるかもしれない」という思いにもなったりしながら、ただの青春映画ではない、リアリティと深みのある作品になったと思います。

住野よる(原作者)
 初めましての方は初めまして、小説家の住野よるです。約2年前、小説「青くて痛くて脆い」の発売後まもなく、情熱あるプロデューサーさんから本作を映画化するお話をいただきました。それから何度も脚本についての相談を重ね、素敵な出演者さん達との縁が繋がり、原作を読んでくださった方にもこれから出会ってくださる方にも観ていただきたい映画『青くて痛くて脆い』が出来上がりました。物語に込めた、青さも痛さも脆さも全部ひっくるめて読者さん達と繋がりたいという思いが、よりたくさんの人に届くことを願っています。

河野英裕(プロデューサー)
 生きていると、怒りとか嫉妬とか憎しみとか、醜い悪意が心にわき出ること、避けようがありません。そんな「青くて痛くて脆い」人間たちの青春を、原作・住野よるさん、吉沢亮さん、杉咲花さん、という、最強の布陣で描いた青春サスペンス映画の誕生です。「誰も見たことがない」と使い古された売り文句ありますが、あえて言います。「見たことない」が詰まりまくった映画です!

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