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デヴィッド・リンチ、製作会社に断られまくった過去

『エレファント・マン』より
『エレファント・マン』より

 多くの映画館の再開を祝し、鑑賞料金1,100円均一で7月10日より公開される『エレファント・マン 4K修復版』。本作のメガホンをとったデヴィッド・リンチが制作の経緯を語ったインタビュー映像が公開された。

【動画】リンチが『エレファント・マン』秘話を明かすインタビュー映像

 本作は、19世紀のロンドンで“エレファント・マン”と呼ばれた実在の青年ジョゼフ・メリックと、彼を取り巻く人々の交流を描いた物語。長編映画デビュー作『イレイザーヘッド』(1977)でカルト的な人気を得ていた弱冠33歳のリンチ監督の名を一躍世に知らしめた作品だが、インタビューによると制作に至るまでにかなりの苦労があったようだ。

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 リンチ監督は『イレイザーヘッド』ののち自作の脚本に着手していたが、資金繰りがうまくいかず断念。映画プロデューサーであるスチュアート・コーンフェルドにいい脚本はないかと相談したところ、推薦してきた4作の脚本のうち一作目が『エレファント・マン』だった。「直感でこれだ!」と思った彼は、6件ほど製作会社をあたったがすべて断られ「『こんな怪物映画は売れない』と言われた」と恨み節で振り返っている。

 『エレファント・マン』は、優秀な外科医トリーヴズ(アンソニー・ホプキンス)が見世物小屋で極端に身体が変形した青年メリック(ジョン・ハート)の姿を目にするところから始まる。衝撃を受けたトリーヴスは、彼を研究対象として病院で預かることになり、知的で穏やかなメリックのもとへ舞台女優のケンドール夫人(アン・バンクロフト)をはじめ上層階級の人々が訪れるようになるが、やがてトリーヴズは自分も見世物小屋の興行師と同じなのではないかと苦悩する。(編集部・石井百合子)

デヴィッド・リンチが『エレファント・マン』秘話を明かすインタビュー映像 » 動画の詳細
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