入江悠監督、9年ぶり自主映画クラウドファンディング開始!全国ミニシアターでの公開目指す

入江悠監督、最新作が始動『シュシュシュの娘』
入江悠監督、最新作が始動『シュシュシュの娘』

 映画『AI崩壊』の入江悠が監督・脚本・製作を務め、『SR サイタマノラッパー』シリーズ以来9年ぶりの自主映画に挑む『シュシュシュの娘』のクラウドファンディングが、28日より MOTION GALLERY でスタートした。

 コロナ禍で窮地に立たされた、全国のミニシアターの支援活動を展開している入江監督。本作は、その入江監督が、自身の出費とクラウドファンディングの支援金だけで制作する自主映画となり、「コロナ禍で苦境にある全国のミニシアターで本作を公開すること」「コロナ禍で仕事を失ったスタッフ・俳優と、商業映画では製作できない映画を作ること」「未来を担う若い学生たちと新たな日本映画を完成させること」を3つの夢に掲げる。

 物語の舞台は、入江監督が『サイタマノラッパー』『ビジランテ』でも描いてきた地方都市。主人公は、25才の女性・鴉丸未宇。友達は少なく、小さな頃からできるだけ目立たず息をひそめるように暮らしてきた未宇は、唯一の家族である寝たきりの祖父・吾郎と共に暮らしている。ある日、未宇の家を訪ねてきたかつての恩人。彼は、市政にはびこる闇に巻き込まれ、逃げられない苦しみを独白した翌日、自死してしまう。衝撃に打ちひしがれる未宇を枕元に呼んだ吾郎は、彼女の人生を根底から覆す衝撃の事実を告白。不正と闇がばっこする街で、未宇の新たな挑戦が始まる。

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 映画会社などの出資・援助に頼ることなく「純粋に、目指すべき映画の形」を追及。「文書改ざん」「政治的不透明さ」「排外主義」「パワハラ」など、昨今の問題から目を背けず「政治的テーマを忌避しがちな日本映画が多いなか、自主映画ならではの自由な戦い方をしていきます」としている。

 今年6月には、入江監督のブログを通じてオーディションを告知。1か月後の締め切りまでに、総数2,500名を越える応募が集まった。知名度や芸能事務所所属の有無、芸歴は一切問わず、プロフィールと意気込みを確認し(一次選考)、リモート面談(二次選考)、対面式のオーディション(三次選考)を経て出演者を最終決定。ボランティアスタッフも募集しており、多くの学生の方が参加する。

 クラウドファンディングの期間は10月29日23時59分まで。リターンには、金額に応じて「秘密の制作日記」「入江監督に動画でメッセージ券」「よーいアクション券」「入江悠監督と対談券」「クランクアップ立会券」などユニークな内容を用意。撮影は2020年秋を予定しており、2021年に全国のミニシアターで公開し、現在も座席制限で苦境に立たされる映画館を満席にすることを目指す。入江監督が商業映画で得た劇場公開の知識を総動員して、ミニシアターへ恩返しをしたいとしている。(編集部・入倉功一)

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入江悠監督のコメントは以下の通り

2020年、コロナ禍で多くのフリーランスの制作者が仕事を失いました。
わたしも、数年前から準備していた映画と連続ドラマの2本がなくなりました。
今年はもう何もできないのかと悩みましたが、「ひとつだけできることがある」と思い出しました。数年前からずっと撮りたかった自主映画です。

自主映画を撮れば、コロナ禍で苦境に陥ったミニシアターを全国巡回上映もできる。活躍の場を失ったスタッフやキャストにもチャンスを作れる。温めていた企画をもとに一気呵成に脚本を仕上げました。

まだ、コロナ禍は収まる気配が見えず、探り探りの映画制作になりそうです。ただ、本作は自主映画として最小限のスタッフ・キャストで制作するため、ゲリラ的な活動ができるメリットもあります。感染者が増えたり危険を察したら、集まることをやめる。責任者は私ひとりです。チームに危険が及びそうだったら一時休止して、事態の収束を待つこともできます。

この10年ほどメジャー映画の世界に身を置いて、徐々に日本のメジャーの限界も見えてくるようになりました。旧態依然とした体質やフリーランスに無理をしいる制作。それらを破壊し、自由な創作の場を取り戻したいと考えています。映画の世界に限らず、社会は少しずつ変わっていきます。

本作が2021年以降、どこかの誰かの希望になれたらと願っています。

皆様も大変な時期だと存じますが、本作に何かの可能性を感じてくださったら、ご支援いただけますと幸いです。

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