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入江悠監督クラウドファンディング2日で200万円突破を感謝、自主映画で切り開く日本映画界の未来

入江悠監督
入江悠監督

 『SR サイタマノラッパー』シリーズ以来9年ぶりの自主映画に挑む入江悠監督の最新作『シュシュシュの娘』のクラウドファンディングが開始2日目で200万円(7月31日時点で300万を突破)を突破し、大きな反響を呼んでいる。

 全国のミニシアターの支援活動に積極的に取り組んできた入江監督が挑む本作は、自身の出費とクラウドファンディングの支援金だけで製作する自主映画となっており、「コロナ禍で苦境にある全国のミニシアターで本作を公開すること」「コロナ禍で仕事を失ったスタッフ・俳優と、商業映画では製作できない映画を作ること」「未来を担う若い学生たちと新たな日本映画を完成させること」を3つの夢に掲げている。

 そんな入江監督の思いに応えるように、多くの映画ファンが支援の輪を広げている。28日より MOTION GALLERY でスタートしたばかりのクラウドファンディングがスタートからたった2日間で200万円を突破したことに、入江監督は「多くのサポーターさんのおかげで、とても良いスタートを切れました。スタッフ一同大変喜んでいます」とコメント。若手監督が、クラウドファンディングで製作費を募るという新た試みについても「この反響の大きさに、多くの希望と勇気をもらっています。メジャーとインディペンデントを横断して来た入江悠ならではの、新たな映画製作の道を切り拓きたいと思っています。いま苦境にあるフリーランスのスタッフ・キャストへ新しい道を提示できれば幸いです」と話し、今後の映画製作への希望を感じさせた。

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 一方で、実際に着実に増えているコロナの感染者数。映画の撮影は、これまで以上に大変なものになることが予測されるが、製作への不安については「映画『シュシュシュの娘』は少人数のスタッフだけで作る自主映画。責任者は監督兼製作の入江悠だけなので、危機感を感じたらいったん休止し、動けるようになったらまた動く、というゲリラ戦でいきます。自主映画ならではのフットワークの軽さ、何にも縛られない強みをいかせると思っています。入江もコロナで仕事を失った一人ですが、アイデアで何か新しく始められることもある、という希望を生み出させたらと考えています」と意気込みを語った。

 本作の完成予定は、2021年。入江監督は、「映画『シュシュシュの娘』は、コロナ禍で戦う全国のミニシアターに対して、映画製作者として恩返しをしつつ、再び日本映画に新たな盛り上がりを作りたい、と考えてスタートした企画です。映画が完成したら、2021年に全国をこの映画とともに回ろうと思っています。その時、みなさまと笑顔でお会いできることを心から願っています。ぜひご支援よろしくお願いいたします」と映画ファンに向けて呼びかけた。

 総製作費1,000万円を目標に掲げたクラウドファンディングは、スタート直後から30日までに290万円が集まり、現在240人以上がコレクターとなっている(7月31日時点で300万を突破)。(森田真帆)

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