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山崎賢人&土屋太鳳、5年ぶり共演に「お互い強くなった」<「今際の国のアリス」撮影現場レポート>

Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」撮影の様子
Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」撮影の様子

 麻生羽呂による人気漫画「今際の国のアリス」(いまわのくにのありす)が、Netflixオリジナルシリーズとして実写ドラマ化され、12月10日より配信される。主演を務めるのは山崎賢人土屋太鳳。朝ドラ「まれ」や映画『orange-オレンジ-』で共演した2人が、いまや日本を代表する若手俳優同士となって再びタッグを組んだ。撮影現場では息の合ったやり取りを交わし、合間にはスリリングな作風とは対照的に穏やかな空気感を見せていた。

【写真】本物みたい!撮影現場の様子

 「今際の国のアリス」の舞台は、突然人々が消え廃墟と化した東京。そこで命をかけた理不尽な“げぇむ”に挑むことになる有栖(アリス)良平を山崎が演じ、げぇむ会場でアリスと出会う驚異の身体能力を誇るクライマー・宇佐木(ウサギ)柚葉役を土屋が務める。監督はこれまでに山崎主演の『キングダム』、土屋が出演した『図書館戦争』シリーズなどでメガホンを取った佐藤信介監督。

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Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」
Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」より

 撮影現場がマスコミに公開されたのは、2019年11月。足利にある、渋谷のスクランブル交差点を再現したオープンセットで撮影が行われていた。駅の改札や忠犬ハチ公像、交番といった渋谷駅の周辺施設が実物のように作られたセットを前に、山崎は「そのまま渋谷ができてる! すごいな~と思います。普段から目にしているものがここまで再現されたセットでの撮影は初めてです」と目を丸くする。

Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」
まるで本物! 「今際の国のアリス」の撮影現場

 11月でありながら撮影するのは真夏のシーン。半袖短パンといった夏服姿で屋外での撮影となり、休憩の際はコートを羽織るような状況だったが、笑顔の絶えないキャスト陣。およそ5年ぶりの共演となり、ダブル主演を務める山崎と土屋も緊張感に満ちた物語とは打って変わって、カットがかかれば和やかなムードだった。

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Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」
これもセットの一部 「今際の国のアリス」の撮影現場

 山崎は、そんな土屋との再共演について「太鳳ちゃんとは久しぶりの共演で、また一緒に良い作品を作れるなとワクワクしていました」とコメント。土屋も「お互いが5年間戦ってきたそれぞれの心情みたいなものをアリスとウサギにリンクさせて、役を生きていけるかなと思いました」と再タッグならではの期待感を明かした。

 山崎は前回の土屋との共演を「あの頃はまだ現場というものにそもそもそんなに慣れていない感じがありました」と述懐しつつ、「変わらないなとは思いますが、お互い戦ってきて強くなったかもしれません」と照れ笑い。土屋も「辛くはありますが、どこか絆が感じられるお話だと思うので、そういう部分(2人の経験)をいかせたらいいなと思います」と続け、「アリスはすごく難しい繊細な役。強すぎても弱すぎてもだめ。でもそれを賢人君が演じることによって、アリスの目の奥から感じられるものにすごくリアリティーがある。賢人君にしかできないような役なんだろうなと見て感じました」とも語る。

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Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」
Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」より

 物語は命をかけた“げぇむ”が繰り返されるシリアスな展開だが、撮影には楽しみながら臨めているという2人。「楽しいです。閉めるところは閉めて、開けるところは開けて」(山崎)、「笑うところは笑って」(土屋)と目を見合わせながら、佐藤監督の影響が大きいとも明かす。山崎は「佐藤監督がすごく楽しそうにいてくださるので、現場の雰囲気もとてもいいんです」と信頼をあらわにしていた。

Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」
Netflixオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」より

 撮影現場には、坂本和隆プロデューサーと森井輝プロデューサーの姿も。主演の山崎と土屋のキャスティング理由について、プロデューサー陣には日本のNetflixオリジナル作品がまだ少ない中で「主役のキャラクターにトップのキャストを起用したい」という思いがあったという。もちろん世界190か国に配信されることも念頭に置き、芝居で勝負できる役者だ。そこで「名実ともに日本のトップである2人を考えた時にスッと脳裏に浮かんだのが2人(山崎と土屋)でした」と森井プロデューサーは振り返った。

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 そして、佐藤監督は「日常のリアリティー」と「日常を超えたエンターテインメント性」、また、「ダークな世界観」の中の「キラッとする輝き」、そうした両極の魅力を2人には期待したそう。「それが実現できる人はそうはいないんじゃないかと思っていましたが、醸し出せている気がしています」と語ったこの時は、全体で5か月に及ぶ撮影スケジュールの調度折り返し地点。「絶望の中に煌く光、そういうものを表現していただけている気がしています。まだ道半ばではありますが手応えを感じています」と自信をのぞかせていた。(山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記)(編集部・小山美咲)

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