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久保田紗友、紺野彩夏の視線に助けられた 『藍に響け』で築いた信頼関係

ダブル主演を務めた紺野彩夏と久保田紗友
ダブル主演を務めた紺野彩夏と久保田紗友

 女優の紺野彩夏久保田紗友が22日、池袋シネマ・ロサで行われたダブル主演映画『藍に響け』の公開記念舞台あいさつに出席し、撮影を通じて感じたお互いの印象について語った。この日は板垣瑞生筒井真理子も登壇した。

【動画】『藍に響け』紺野彩夏&久保田紗友に生インタビュー

 『藍に響け』は、月刊アクションで連載されたすたひろの漫画「和太鼓ガールズ」を実写映画化。ミッション系のお嬢さま学校に通う女子高生の松沢環(紺野)が、交通事故による声帯損傷で言葉を話せない同級生・新島マリア(久保田)が叩く和太鼓の音をきっかけに和太鼓部へと入部し、その魅力にはまっていく。撮影は2019年の冬に行われ、およそ1年半の歳月を経て、5月21日に劇場公開を迎えた。

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 舞台に登壇した紺野が、映画を鑑賞したばかりの観客に向かって「映画は楽しかったですか?」と問いかけると、会場からは大きな拍手が。笑顔を見せた紺野は、「試写会もオンラインとなり、皆さんにお会いできるかわからない状況だったので、今日はお会いできてうれしく思います」と晴れやかな表情を浮かべると、久保田も「大変な中、映画が公開できて、舞台あいさつができて、うれしく思います」と続けた。

 二人が演じた環とマリアは、和太鼓の特訓を通じて友情を深めていく。本作では役者自らが和太鼓に取り組んでおり、「わたしたちが叩くものよりも大きい太鼓を叩いている子たちは、手に血まめもできてつぶれていた。筋肉痛もあるし、本当に大変でしたね」と振り返る紺野だったが、そんな大変な練習の中で出演者たちはチームワークを作りあげていったという。久保田も「部室のシーンでは、よーいスタートという直前までしゃべっていました」と語ると、紺野は「内容も思い出せないくらい、たわいのない会話をしていましたね」と同世代ならではの和気あいあいとした撮影現場を振り返った。

 撮影を通じて感じた紺野の印象について、久保田が「もともと紺ちゃんはそんなに多くは語らないタイプなんだろうなと思っていたけど、思った通りでした。でも話し方も優しいし、意外にトゲのあることも言うし、一緒にいて楽しかったです」と微笑みながら語ると、紺野は「ありがとう」とにっこり。

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 さらに紺野は、「紗友ちゃんは現場でもマリアとしていてくれた。本番が始まると、台本を見なくても紗友ちゃんが何を言いたいのかが伝わってくる。それはありがたかったです」と久保田に感謝の思いを述べると、久保田も「わたしは紺ちゃんの目に助けられました。紺ちゃん自身はすごく熱く語るタイプではないので、現場で芝居のことについて話すことはなかったけど、本番になると目からしっかりと伝わるものがあって。わたしはその視線に助けられたなと思います」と互いに信頼を寄せている様子だった。

 そんな二人の成長を近くで見守ってきた筒井は、「私が最初に二人と会ったのは1か月くらい稽古した後でした。どんどん顔が引き締まっていくようになっていって、そして太鼓が上手になって音色が変わっていった。それを聴いているのは幸せな時間でした。若者はいいな、こんなに早く吸収しているな、とほほ笑ましく見ていました」と目を細めていた。(取材・文:壬生智裕)

映画『藍に響け』は全国順次公開中

『藍に響け』の紺野彩夏さんと久保田紗友さんに生インタビュー|シネマトゥデイ・ライブ » 動画の詳細
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