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ビーストウォーズ参戦『トランスフォーマー』新作、登場キャラクター・時代設定は?

主人公は再びオプティマスに 画像は2011年公開の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』より
主人公は再びオプティマスに 画像は2011年公開の『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』より - Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『トランスフォーマー』シリーズ最新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』(Transformers : Rise of the Beasts)の撮影開始に伴うキックオフイベントが、現地時間22日にバーチャルで行われた。イベントには、新作の監督スティーヴン・ケイプル・Jrがニューヨークの撮影現場から参加。さらに、シリーズのプロデューサーを務めてきたロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、『イン・ザ・ハイツ』のアンソニー・ラモスとNetflix映画『プロジェクト・パワー』のドミニク・フィッシュバックら新作キャストも、それぞれの自宅から参加した。

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 『クリード 炎の宿敵』で注目を浴びた新鋭ケイプル・Jr監督の起用について、ロレンツォは「クールなアクションになるのはわかっていたので、観客の感情に訴えられるような監督を求めていました。キャラクター描写とユーモアに長けていて、(アニメ)『トランスフォーマー』シリーズを見て育ったような監督がいれば……と思っていたところ、スティーヴンを見つけたんです」と明かした。新作のタイトルを発表したケイプル・Jr監督は、子供のころアニメ「ビーストウォーズ」に夢中だったという。

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 今回のイベントでは実に多くの情報が提供された。新作では、動物となって地球にひそむトランスフォーマーたち(マクシマルズ)が大きな役割を担うことになる。物語の舞台は、1987年を描いた『バンブルビー』(2018)の少し後、1994年のニューヨークが中心になるようで、ロレンツォによると「今までに見たことのない新しい敵、新しいオートボット、多くの新しい要素が登場する」とのこと。ケイプル・Jr監督は、プレダコンズの登場も明かすと「この作品では、彼らのバックストーリーや、彼らの狙いなど、もう少し深く彼らを描くことになります」と説明。また、オートボットが立ち向かう勢力としてテラーコン(Terrorcons)たちも登場するという。

 主人公はオプティマス・プライムとなり、地球に来たばかりのオプティマスが、いかにしてリーダーになっていくのかが描かれるようだ。イベントで紹介されたオプティマスのコンセプトアートは、アニメ初期の“第一世代”にオマージュをささげたような、少し角張ったデザインになっていた。また、バンブルビーも登場。車種はカマロに戻ったが、オフロード仕様のような大きなタイヤが特徴的だった。そのほか、新キャラクターのミラージュはポルシェ911、やや丸みを帯びたデザインの女性オートボット・アーシーはドゥカティのバイクにトランスフォームする。

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 マクシマルズからは、ハヤブサのようなデザインのエアラザー、サイをイメージしたライノックス、巨大なゴリラでリーダーのオプティマスプライマルなどのデザインも披露された。新作では、2人のオプティマスが、リーダーとして意見を分かち合うことになるようだ。さらにテラーコンとして、巨大なツメが際立つリーダーのスカージ、ナイトバードのデザインも明かされた。

 ラモスが演じるのは、電気技師で家族思いの元兵士ノア。やはり「ビーストウォーズ」の大ファンだったというラモスは、マクシマルズが登場することを知って、「頭が爆発しそうになったよ」と脚本を読んだ瞬間の興奮を明かす。またフィッシュバックは、博物館で遺物を研究するもう1人の主人公、エレーナを演じており、ケイプル・Jr監督から「しっかりと人生の目的を持った女性にしてほしい」と伝えられたことに感動したと振り返った。

 『トランスフォーマー』が日本生まれのIPでもあることから、イベントの質疑応答で、日本の要素が登場するかと尋ねられたロレンツォは、ちょうど『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』の撮影で日本を訪れたといい「僕らは日本からのインスピレーションにとても敬意を表しています。(玩具メーカーの)ハズブロがそうしているのと同様にね。声優として日本の俳優を使う可能性はありますね」と語った。

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 全米公開は2022年6月24日予定。最後にロレンツォは、キャラクターとユーモアに重きを置いた前作『バンブルビー』は、これまでよりスペクタクルを抑えた作りだったが、今回はニューヨークだけでなく、ペルーに位置するインカ帝国の遺跡マチュピチュでの撮影も決まっているといい、世界的なスケールでスペクタクル満載の『トランスフォーマー』映画が戻ってくると約束していた。

 コロナ禍以降、大手スタジオの新作にまつわる取材はほぼリモートとなっているが、本作を製作・配給する米パラマウント・ピクチャーズは、かなり凝ったセッティングを用意していた。全世界から人数限定で招待されたジャーナリストたちは、自分のアバターを使って仮想のスタジオ内に入り、他のジャーナリストたちと共にバーチャル空間の会見場に移動する。参加者は実際の劇場に座った気分でスクリーンに登場する出席者の話を聞くという、最先端のバーチャル取材となった。(細谷佳史)

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