坂ノ上茜主演の新作映画『ぬけろ、メビウス!!』製作決定！クラファンも開始

　坂ノ上茜が主演を務める映画『ぬけろ、メビウス!!』の製作が決定した。

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　本作は、高杉真宙などが出演した短編作品『想影』などを手掛けた加藤慶吾監督の新作長編作品。「敷かれたレールを歩いている途中で、そこから降りることの難しさ」をテーマに、契約社員として働き、結婚相手になりそうな相手もいる24歳の主人公が、衝動的に大学に行きたいと思い立ち、周囲の反対をよそに受験に向けて動き出す姿が描かれる。

　2020年夏に企画がスタートし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて「世の中のあり方を問いかける作品を作り、届けること」を目指して制作する運びとなったという。今年秋にクランクインし、完成後は国内外の映画祭への出品をはじめ、全国の劇場での順次公開を目指して展開していくとしている。

　主演を務める坂ノ上茜は、最近ではLINEドラマ「昔、好きだった人からLINEが届いた。」やドラマ「監察医 朝顔」などで女優として活躍し、今年2月には自身初の写真集「あかねいろ」を刊行。バラエティー番組でも存在感を発揮している。

　本作については「脚本を読ませていただいたときに『この役やりたいな』と素直に思いました。その思いが叶ってうれしい気持ちでいっぱいです。主人公に対して共感する部分があったり、昔友人から相談を受けた時のことを思い出したりするほど身近な存在に感じられ、その等身大の姿と向き合って一生懸命演じられたらと思います。今は撮影に向けて準備している最中ですが、この作品とともに私自身もひとつ殻を破る気持ちで臨んでいきます。加藤監督をはじめ、素敵な共演者の方々とご一緒できるのが楽しみで仕方がありません」と意気込みを語っている。

　共演には細田善彦、田中偉登、松原菜野花。脚本を『あいが、そいで、こい』『ハチとパルマの物語』などの村上かのんが担当する。

　製作発表にあわせてモーションギャラリーにてクラウドファンディングも開始された。劇場公開前にオンラインプレミア試写に参加できるコースなどが用意されている。（編集部・大内啓輔）