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佐藤健は「己を犠牲にしてでも大切な人を護る」役が似合う!『護られなかった者たちへ』P明かす

佐藤健
佐藤健 - (C) 2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

 佐藤健の魅力を、映画『護られなかった者たちへ』(公開中)の筒井竜平プロデューサーが明かした。

佐藤健が渾身の男泣き…【写真】

 本作は、中山七里の同名小説を実写映画化したもの。東日本大震災から10年目の仙台で、被害者の全身を縛った状態で放置して餓死させるという連続殺人事件が発生し、利根泰久という男が容疑者として捜査線上に浮かぶ。主人公の利根を佐藤が演じ、共演に阿部寛清原果耶林遣都倍賞美津子ら豪華な面々が名を連ねる。監督を務めるのは、『友罪』『楽園』『』の瀬々敬久だ。

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 利根は、別の事件で服役し、刑期を終えて出所したばかり。殺された2人の被害者から共通点を見つけた宮城県警の刑事・笘篠が、利根を追い詰めていくなかで、利根の過去が次第に明らかになっていく。

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佐藤健 - (C) 2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会

 筒井プロデューサーは、利根について「この映画の中に生きる利根という人物は、身寄りのない青年でした。震災の避難所で、夫に先立たれたけい(倍賞)さんという女性と、家族を亡くした小学生に出会い、3人は家族となります。大切な誰かのために生きる。自分を犠牲にしてでも大切な人を護りたい。利根は、その想いが人並外れて強い人物」だと語る。

 また、「『るろうに剣心』シリーズや『8年越しの花嫁 奇跡の実話』など、これまでも佐藤健さんは『己を犠牲にしてでも大切な人を護る』人物を熱演されてきました。佐藤さん以上にそれが似合う俳優を私は知りません」とべた褒め。「佐藤さんが演じる利根の目や息遣いにもご注目ください」とアピールしていた。

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 寡黙で鋭い目つき、いつもどこか警戒している様子を見せる利根だが、けいと小学生カンちゃんに少しずつ心を開いていく。2人を大切にしたいあまりに、思わぬ行動を取ってしまう利根の複雑な心境を、佐藤は目線やわずかなしぐさで表現。佐藤は、準備の段階から脚本の細部に至るまで、監督やプロデューサー陣と重ねていった。後半の山場のシーンでは、佐藤がセリフについて提案したことで、より余韻や利根たちについて考えさせられる内容となったという。(編集部・梅山富美子)

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