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「ウォーキング・デッド」ゲイブリエル&ユミコの活躍は?キャストが語る最終シーズン

登場時から各段に変化を遂げたゲイブリエル - シーズン11より
登場時から各段に変化を遂げたゲイブリエル - シーズン11より - (C) 2021 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 2010年のシリーズ開始以来、ウォーカーと呼ばれるゾンビがはびこる世界を描き続けてきた大ヒットサバイバルドラマ「ウォーキング・デッド」が最終章を迎える。全米で一足先にスタートしたシーズン11の放映前に、今やシリーズに欠かせない存在となったゲイブリエル役のセス・ギリアムとユミコ役のエレノア・マツウラが、各キャラクターのファイナルシーズンにおける見どころを語った。

精神的に強く「ウォーキング・デッド」シーズン10のゲイブリエル

 シーズン5からシリーズに登場した神父ゲイブリエルは、当初、暴力に否定的であるだけでなく、彼を助けたリック(アンドリュー・リンカーン)達を陥れるような行動を取ったりもする存在だった。しかし、シーズンが進むにつれ、生き残るために自分の信仰と折り合いをつけ、仲間のために戦う戦士となっていく。シーズン11では、そんな戦士としての面がさらに強調され、戦闘服姿のゲイブリエルが登場。ギリアムも、シリーズ始まって以来、初めての衣装替えを大いに楽しんだという。

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 「僕は6年間半もの間、通気性の悪いポリエスチル製の神父衣装で走り回っていた。だから、今回の衣装にはとても興奮させられたよ。見た目がカッコいい方がいいからね。胸にプロテクターをつけた典型的な戦士の格好をしているけど、重くないし、ずっとセクシーに見えるんだ」
 
 シーズン9から登場した日系キャラ、ユミコを演じるエレノアは、クロスボウを使う彼女からは想像できない意外な過去が、今回明かされるという。シーズン10で、ユミコはユージーン(ジョシュ・マクダーミット)たちと共に、謎のコミュニティー・コモンウェルスに捕らわれるが、彼女の過去と能力がそこで役立つことになる。「崩壊後の世界で生き残るには、必要のなかった能力だけど、今回は、彼女の頭脳や機転が突然とても重要になる。制度、権力、階級についての知識がね。そういった一面を描くことができて、とても誇りに感じているわ」

ユミコ役のエレノア・マツウラ(C) 2021 AMC Film Holdings LLC. All rights reserved.

 日本生まれ、イギリス育ちのエレノアは、主にイギリスの舞台やテレビシリーズで活躍してきたが、今でも日本は特別な場所のようだ。「ずっと仕事が忙しくて、日本にはもう10年ぐらい行っていないの。だから、とても恋しいわ。まだ大阪には家族がいるし。本当は、(東京)オリンピックに合わせて家族で旅行がしたかったんだけど、もちろんそれは無理だった。ずっと日本で仕事ができる日を願っているの。そうなれば日本に行かないといけなくなるし、娘も連れて行くことができるしね。娘はきっと日本が大好きになると思うわ」

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 全24話からなるシーズン11は各8話ごとの3部構成で、パート3が放映されるのは来年後半になりそうだ。全米ではちょうど、パート1となる最初の8話の放送を終えたところで、大手映画批評サイト Rotten Tomatoes での平均のスコアも81%と高評価を獲得しており、フィナーレに向けて、来年さらに盛り上がっていくのは間違いないだろう。(細谷佳史:Yoshifumi Hosoya)

「ウォーキング・デッド」シーズン11は10月27日よりディズニープラスのスターで独占配信開始

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