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川口春奈、韓国ロケであらためて実感 女優との向き合い方

コロナ禍前のロケを振り返った川口春奈
コロナ禍前のロケを振り返った川口春奈

 劇団イキウメを主宰する劇作家・演出家である前川知大の戯曲を、入江悠監督が映画化した異色ホラー『聖地X』。だらしない夫との生活に耐えられず、岡田将生演じる兄・輝夫を追って韓国にやってきたことで、不可解な現象に襲われる妹・要を演じた川口春奈が、1か月の海外ロケで実感した女優としての自分を振り返った。

【動画】『聖地X』予告編

 「とてもカオスで変わった作品なので、脚本を読んだとき、どうやって映像として撮るのか? CGのシーンも多いですし、純粋に画になったときの想像がつきませんでした」と撮影前は不安を抱えていたという川口。その材料には、自身にとって初となった、全編海外ロケにもあったようだ。コロナ禍直前のタイミングで行われた韓国ロケは、およそ半分が現地スタッフのうえ、現地のキャストも参加。さぞかし、過酷な撮影になったかと思いきや、「今思うと、夢のような時間だった」と意外な回答。

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 「しっかり時間を区切りながら、仕事を進める。そして、必ずみんなで一緒に、温かいご飯を食べる。そこで、ひとつの作品をチームみんなで作っていく団結力を感じたんです。私は普段から、どんな作品でもコミュニケーションが大事だと思っていたので、異国の文化を通じてそれを実感したことは、自分のキャリアにおいて良い経験になりました」。

 本作で川口が演じる要は、どこか頼りない兄や夫に向かって、自分の意見をハッキリと述べ、感情を剥き出しにする強いキャラクターが魅力。ドラマ「天魔さんがゆく」(2013)以来、約7年ぶりのタッグとなった入江監督の演出に関して川口は「翌日に撮るシーンについて、ご飯食べ、お酒を飲みながら、話し合った程度。現場では、かなり自由にやらせていただきました」と振り返る。ちなみに、撮休日には「みんなでタクシーに乗って、ソウルに行きました。自由時間で、私は現地キャストの方に教えていただいたエステに行ったりと、息抜きができたのも大きかったです」と日本とはまた違った貴重な経験を振り返った。

 本作のキーワードとなるのがドッペルゲンガー。いわば、もう一人の自分の存在だが、川口自身も去年1月にYouTubeで「川口春奈オフィシャル はーちゃんねる」を開設。「YouTubeは自分がやりたいこと、気になることを自由にやれる場所という感覚でやっています。もちろん、お仕事の感覚はなく、メッセージ性のようなものもありません」と率直に語る川口。先日もバラエティー番組テイストで「滝行」に挑戦し、話題を呼んだばかり。「周りの反応も気にしていません。自分が楽しくて、それを見てくださる方も楽しんでいただければ、それがいちばん最高じゃないですか!」という考えだからこそ、真摯(しんし)に向き合う女優業とのギャップもあり、チャンネル登録者数149万人の人気も頷ける。(取材・文:くれい響)

映画『聖地X』は劇場・配信同時公開中

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