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「鎌倉殿の13人」ホラー的場面に沸く まるで『ステキな金縛り』!?

「鎌倉殿の13人」3回より
「鎌倉殿の13人」3回より - (C)NHK

 小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合ほか)の第3回が23日に放送され、西田敏行演じる後白河法皇にまつわるホラー的展開が注目を浴び、タイトルのほか「白河法皇」「安徳天皇」「西田敏行」「ジャイアン」などドラマに関連する複数のワードがTwitterトレンド入りする盛り上がりを見せた(※一部ネタバレあり)。

【写真】『ステキな金縛り』西田敏行が演じた落ち武者の幽霊

 本作は、鎌倉時代を舞台に、源頼朝にすべてを学び武士の世を盤石にした二代執権・北条義時(小栗)の軌跡を追う物語。第3回「挙兵は慎重に」の舞台は、異常気象から人々が飢饉の危機にさらされる治承四年。北条家では、源頼朝(大泉洋)が婿入りしたのち政子(小池栄子)との間に娘・大姫(難波ありさ)が誕生し、喜びに包まれていた。そんな折、平清盛(松平健)が後白河法皇を幽閉。その御子・以仁王(木村昴)が源頼政(品川徹)を味方につけ挙兵する動きがあり、頼朝は加勢すべきか決断を迫られていた。「この手で清盛を討つ」と決め挙兵の好機をうかがっていた頼朝だが、義時の父・時政(坂東彌十郎)に頼政が信用に足る人物なのかを問うとはかばかしい反応をせず、思案のすえ挙兵を見送ることに。

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 注目を浴びたのは、頼朝の夢枕に後白河法皇が立つ場面。夢の中で後白河法皇は「清盛の首をとれ」「それができるのはおぬしだけだ」と必死に懇願し、頼朝は金縛りにあい叫び声をあげながら目を覚ます……というものだった。まるでホラー映画のようにおどろおどろしい演出にSNSがざわつく一方、本ドラマの脚本を手掛けた三谷幸喜による2011年の映画『ステキな金縛り』のタイトルを挙げる声が続々。「『ステキな金縛り』を思い出した」「更科六兵衛だった」と沸いていた。

 『ステキな金縛り』は、主人公の弁護士(深津絵里)がある殺人事件の証人として幽霊を法廷に召喚するという奇想天外なコメディーで、西田が山奥の旅館に現れるという落ち武者の幽霊・更科六兵衛を持ち前のトボけた味わいで好演。興行収入42.8億円の大ヒットを記録した(日本映画製作者連盟調べ)。

 第3回の肝になったのは、政子いわく「本当は挙兵したくてうずうずしている」という頼朝が決断に至るまでの葛藤。以仁王が清盛に敗れたのちも「必ず勝てる証がない限りは兵を挙げることはできない」と躊躇する頼朝の背中を押したのが、この後白河法皇が夢枕に立ったエピソード。そこへ義時の鮮やかな兵力試算、くしくも後白河法皇からの密旨が届いたタイミングが重なったことで重大な時を迎えることになった。

 なお、Twitterトレンド入りした「ジャイアン」とは以仁王役の木村昴にまつわるワード。アニメ「ドラえもん」でジャイアンこと、剛田武の声を担当していたことから以仁王が登場するなりSNS上では「あらジャイアン!?」「綺麗なジャイアン」と歓喜の声が。放送前には本人も「ついにこのあと20:00から!!!子供の頃からの夢が叶います!!」とツイートしていた。(編集部・石井百合子)

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