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今夜16日、高橋一生主演「雪国」放送!「岸辺露伴は動かない」の渡辺一貴が演出

「雪国 -SNOW COUNTRY-」より駒子(奈緒)と島村(高橋一生)
「雪国 -SNOW COUNTRY-」より駒子(奈緒)と島村(高橋一生) - (C)NHK

 ノーベル賞作家・川端康成の小説を高橋一生主演でドラマ化する「雪国 -SNOW COUNTRY-」が本日(16日)、BSプレミアム・BS4Kで夜9:00~10:30、放送される。放送を前に、本作の見どころを振り返ってみた。

高橋一生、奈緒、森田望智ら「雪国 -SNOW COUNTRY-」ビジュアル

 本作は、美しい雪景色の中、高橋演じる文筆家・島村と、芸者・駒子の愛を描くストーリー。駒子に奈緒がふんするほか、森田望智高良健吾由紀さおりらが出演。脚本は、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の藤本有紀。演出を、高橋と「岸辺露伴は動かない」や大河ドラマ「おんな城主 直虎」でタッグを組んだ渡辺一貴が務め、「岸辺露伴は動かない」にも参加したデザイナーの柘植伊佐夫が人物デザインを監修した。

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 メインロケ地となったのは、福島県会津地方。撮影期間中は例年を上回る大雪だったため、降り積もった美しい雪景色の中で撮影された。また地元の協力により、明治から続く老舗温泉旅館や、伝統家屋が並ぶ集落や宿場町で撮影が行われたことで、物語の舞台となる昭和初期の温泉街のたたずまいを演出している。

 8日に放送されたNHKの情報番組「あさイチ」では、「挑戦的な作品だった」と振り返っていた高橋。「お芝居も“今怒っているんだ、今悲しいんだ”とか極力表情に出さずに抑えているので、かなり日常に近いような落とし込み方というか、写実的すぎる演出、お芝居をしているので見ている方たちがそのぶん、当時の小説を読んでいるかのようにいろんな解釈ができると思います。そういうお芝居をあえてさせてもらったので、なかなか昨今のドラマの環境だとできるようなお芝居をしていない。真逆のアプローチをしているので皆さんにどう伝わるのか楽しみです」と本作でのアプローチについて語った。

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 なお、公式サイトのインタビューでは印象的だったシーンとして「初めて島村が泊まる椿の間に駒子が来たシーン」を挙げた高橋。「撮影していく中で、駒子という存在のある基準になったような気がしています。小説には『清潔すぎた』と書いてあるのですが、そのイメージそのままの奈緒さんが現れたので、その衝撃は強かったです」と奈緒の演技を称えていた。(編集部・石井百合子)

「雪国 -SNOW COUNTRY-」ストーリー

 雪国に向かう汽車の中で、島村(高橋一生)は病人の男・行男(高良健吾)に寄り添う若い娘・葉子(森田望智)を見る。ガラス窓に映る2人は夫婦のようにも見え、どこかこの世ならぬ幻灯のようでもあった。そして、宿に入った島村が半年ぶりに再会した駒子(奈緒)は、芸者になっていた。一晩をともに過ごす島村と駒子。翌日、駒子の住む部屋を訪れた島村は、そこで葉子に会う。病の行男も同居しているようだった。行男と自分が幼なじみであると語る駒子。しかも、駒子が芸者に出たのは、行男の治療費のためだったという。それなのに、なぜ行男に寄り添っていたのは葉子だったのか。駒子、行男、葉子……。3人を結んでいる糸が次第に明らかになってゆく。だが、すべてが「徒労」であると感じる島村の目に映っていたのは……。

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