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朝ドラ「ちむどんどん」好演が光る佐津川愛美!巧みな演じ分けも

佐津川愛美
佐津川愛美

 連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土、NHK総合・午前8時~ほかにて放送、土曜は1週間の振り返り)で、猪野清恵を演じる佐津川愛美が好演を見せている。その魅力あふれる演技に注目してみたい(以下、第113話までのストーリーに触れています)。

ロリータブランドを完璧に着こなす佐津川愛美【写真】

 朝ドラの第106作にあたる「ちむどんどん」は、ふるさと沖縄の料理に夢をかけたヒロインの暢子(黒島結菜)と、支えあう家族の歩みを描く50年の物語。現在は第23週「にんじんしりしりーは突然に」に突入し、暢子(黒島)が「ちむどんどん」を立て直すべく、沖縄料理にぴったりな豚肉を見つけるという課題に取り組むことに。そんな難問を解決するためのキーマンとなったのが、佐津川ふんする猪野清恵だった。

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 賢秀(竜星涼)が働く千葉の猪野養豚場の一人娘である清恵。第22週では、明るい表情に隠されていた過去の秘密も明らかになり、賢秀との関係にも大きな変化が生まれることになった。まとまりかけていたホテルとの契約もご破算となり、責任を感じた清恵は行方をくらましてしまう。そんななか、リリーとして東京で働いていた清恵が「ちむどんどん」を訪れて、料理の試食をすることに。そして、豚肉を暢子に手渡したことが難題を突破するカギとななった。

 そして、三郎(片岡鶴太郎)のアドバイスも助けとなって、賢秀は思いがすれ違ったままの清恵に思いをぶつけた。ついに清恵も養豚場に姿を見せ、寛大も(あたふたしながらも)二人のことを認めたのだった。長い回り道をしながらも、課題への答えを見つけた暢子と、思いを伝えるべき人に真剣に向き合った賢秀。そんな二人に大きな影響を与えた清恵を演じた佐津川の好演が大いに光った。

 賢秀はよからぬ事業に手を出しては失敗続きだったが、清恵との掛け合いはどこか心和むシーンとなっていた。ドラマ「最後から二番目の恋」や「おっさんずラブ-in the sky-」といった数々の作品で存在感を発揮してきた佐津川。リリーとなって客商売をする姿と普段の清恵をギャップたっぷりに演じたことも、佐津川の本領発揮ともいうべき演技だった。明るく元気な印象から、どこか影をのぞかせる一面も見せる表情など、繊細な演技がここ最近の物語を支えていたことは間違いない。

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 そんな佐津川が主演を務める連続ドラマもまもなくスタート。テレビ東京にて10月5日よりドラマParavi枠でドラマ「夫婦円満レシピ~交換しない?一晩だけ~」では、佐津川は夫から夫婦を交換してセックスをする「夫婦交換」をしようと提案される妻にふんする。佐津川にとって意外にも連続ドラマは初主演ということで、その演技をフルに満喫できそうだ。

 「ちむどんどん」では、ついに看板メニューを見つけて店を再開することになった暢子。清恵と賢秀の関係も養豚場ともども、どのようなかたちで進展していくのか、佐津川の演技とともに期待が高まる。(編集部・大内啓輔)

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