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カンバーバッチが猫画家ルイス・ウェインに 名優たち集結の伝記映画、12月に日本公開

ベネディクト・カンバーバッチが猫画家ルイス・ウェインに
ベネディクト・カンバーバッチが猫画家ルイス・ウェインに - (C) 2021 STUDIOCANAL SAS - CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

 ベネディクト・カンバーバッチが主演を務める映画『The Electrical Life of Louis Wain』(原題)の邦題が『ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ』に決定し、12月1日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開されることが明らかになった。

カンバーバッチが猫を描き続けた伝説の画家に!映画の場面カット【写真】

 本作は、19世紀末から20世紀にかけてイギリスで人気を博した画家ルイス・ウェインの人生を描いたイギリス映画。当時、ネズミ退治役として軽く見られるか、不吉な存在として恐れられていた猫の魅力を見出し、画題として“発見”したルイスの人生が描かれる。

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 イギリスの上流階級に生まれたルイス・ウェインは父亡きあと、一家を支えるためにロンドンニュース紙でイラストレーターとして活躍する。妹の家庭教師エミリーと恋に落ちた彼は、周囲の声を押し切って結婚するが、まもなくエミリーは末期ガンを宣告される。庭に迷い込んだ子猫をピーターと名付け、彼の絵を妻のために描き始めるルイス。深い絆で結ばれた“3人”は、残された一日一日を大切に過ごしていくが、ついにエミリーがこの世を去る日が訪れる。ルイスはピーターを心の友とし、猫の絵を猛然と描き続けて成功を手にする。

 不器用でピュアな愛を貫くルイスを演じるベネディクトは、これまで『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』や『エジソンズ・ゲーム』などでも実在の人物を多彩に表現してきた。ルイスの妻のエミリー役には『ファースト・マン』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされ、ドラマ「ザ・クラウン」でのエリザベス2世役も話題を呼んだクレア・フォイ。ほかにもアンドレア・ライズボロートビー・ジョーンズヘイリー・スクワイアーズタイカ・ワイティティニック・ケイヴなどが名を連ねる。

 そして、本作の主役でもある猫のピーターには、年齢に応じて3匹の猫がふんした。とりわけリハーサル中もずっとカンバーバッチの側にいたフェリックスは、CG一切なしの名演を見せたという。また、ルイスの精神の核心を語るナレーションをオリヴィア・コールマンが務めている。

 監督は、俳優としても活躍して英国アカデミー賞に輝き、監督としても活躍する日系英国人のウィル・シャープ。英国貴族のエレガントな衣装を『ある公爵夫人の生涯』などのマイケル・オコナーが手掛けた。(編集部・大内啓輔)

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