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かわいすぎ!『オットーという男』猫の名演に注目

トム・ハンクスと猫のシュメーグル - 映画『オットーという男』より
トム・ハンクスと猫のシュメーグル - 映画『オットーという男』より

 映画『オットーという男』で名優トム・ハンクスと堂々共演を果たした猫のシュメーグルについて、メガホンを取ったマーク・フォースター監督(『プーと大人になった僕』『ワールド・ウォー Z』『ネバーランド』など)が語った。

【動画】トム・ハンクスがオットーを語る!単独インタビュー

 フレドリック・バックマンの小説を原作にしたスウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』を、ハリウッドリメイクした本作。トムが演じたのは、近所をパトロールして少しでもルールを破った者を見つければ説教するなど、不機嫌な態度や厳格すぎる言動で町の人々に嫌われていたオットー。人生に絶望した彼は自ら命を絶とうとするが、その度に向かいに越してきたばかりの騒がしいマリソル一家に邪魔をされ……。図らずも一家と交流を深めていくことになったオットーが、少しずつ変化していく姿を追う。

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 オットーのガレージに現れた野良猫を演じたのがシュメーグルで、彼もマリソル一家と同様にオットーの固くなった心を少しずつ溶かす役割を担っている。シュメーグル自身も元野良猫で、まだ子猫だった頃に現在の飼い主に拾われたという経歴を持つ。フォースター監督は「映画の撮影だと5匹とかで1匹を演じることが多いけど、今回はシュメーグル1匹だけなんだ」と説明。

 「他の動物たちと同様に、時には難しいこともあったよ。猫のシーンの90%はシュメーグルが実際に演技しているけど、彼が『もう十分だ』と思った時にはただセットから歩き去って、トレーラーに行ってしまったから(笑)」と打ち明ける。グリーンスクリーンの撮影日も設けて残りの10%はCGで補完したとはいうものの、トムとの“演技合戦”は見応えがあるものになっている。

 「僕は最初に原作本を読んで、恋に落ちたんだ。素晴らしい本で、スウェーデン版の映画も本と同様に良かった」というフォースター監督は、ハリウッドリメイクを手掛けることに決めた理由をこう説明している。

 「オットーはユニバーサルなキャラクターで、全ての人の人生にオットーのような人がいるはずだと感じた。まるで『ハムレット』のようだと思ったんだ。いろんな言語で作ることができ、日本でも、スイスでも、ここアメリカでも作ることができると。そしてこのストーリーはより多くの人々に向けて語られるべきものだった。この作品の美しさは、コミュニティが一つになり、孤独から抜け出して人生の目的を再び見つけた男の手助けをするという点にある。今僕たちが生きるこの時代にこそ、語るべき物語だと思ったんだ」(編集部・市川遥)

映画『オットーという男』は公開中

『幸せなひとりぼっち』をリメイク!トム・ハンクス『オットーという男』インタビュー » 動画の詳細
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