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ベン・アフレック、『ジャスティス・リーグ』再撮影は人生最悪の経験「心が折れた」

DCヒーローが集結した映画『ジャスティス・リーグ』
DCヒーローが集結した映画『ジャスティス・リーグ』 - Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ

 DCヒーロー集結映画『ジャスティス・リーグ』でバットマンを演じたベン・アフレックが、「人生最悪の経験だった」というジョス・ウェドン監督による再撮影を The Hollywood Reporter で振り返った。

【画像】劇場公開時は全カット…『ジャスティス・リーグ』幻の悪役

 『ジャスティス・リーグ』はもともとザック・スナイダー監督が手がける予定だったが、身内の不幸を理由に降板。後任のウェドン監督が再撮影・編集を加えて映画を完成させたが、それはスナイダー監督が構想していた内容と大きく異なっていた。さらに、主要キャストのレイ・フィッシャー(サイボーグ役)は、ウェドン監督の撮影現場での振る舞いを「下劣で、虐待的で、プロ失格」と批判。ガル・ガドット(ワンダーウーマン役)は「おまえのキャリアをみじめなものにしてやる」とウェドン監督に脅されたと激白している。

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 再撮影を振り返ったアフレックは、「このビジネスにおいて人生最悪の経験。劣悪なことばかりで、心が折れました」とバッサリ。「誰か(ウェドン監督)が『私が60日間の再撮影で君たちを救ってやる。君たちの脚本を全部書き換える。私には秘密がある』とやってきた。でも、秘密でも何でもなかった。ただ厳しかった。私は酒を大量に飲み始めた。ロンドンのホテルに戻ると、窓から飛び降りたくなった。『こんなの私の望んだ人生ではない。子供たちもここにいない。なんて惨めなんだ』と思いました」と精神的にも追い込まれていたことを明かした。

 「悪い決断や個人の悲劇、最もひどいテイストのエンディングまで、こんなことをしてはいけないという全ての理由をセミナーで教えることだってできる」と辛口のアフレックだが、彼らにも救いがあった。スナイダー監督が2021年に発表した、4時間に及ぶディレクターズカット版『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』だ。「監督が『私のバックヤードで撮影しないか?』と誘ってくれて、私は『ザック、組合があるから取引した方がいいのでは?』と言いましたが、結局撮影をしました。今では、IMDbで最も評価が高い私の作品になっています」

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 DCユニバース(DCU)は、DCスタジオCEOのジェームズ・ガンピーター・サフランによって新たに生まれ変わった。一部では、アフレックがDCU映画を監督する可能性があるとも報じられていたが、本人は「ガンが主体のDCで監督することはありません。彼に反対にしているわけでもありません。とても素敵な方で、彼ならやり遂げてくれるでしょう。私はただ、彼らが進む方向に合わせて監督しようとは思わない。興味がありません」と否定している。(編集部・倉本拓弥)

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