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伊勢谷友介、映画『ペナルティループ』に出演!“殺される”素性不明の男役

伊勢谷友介、山下リオ、ジン・デヨン
伊勢谷友介、山下リオ、ジン・デヨン

 若葉竜也が主演を務める映画『ペナルティループ』(2024年3月公開)に、伊勢谷友介山下リオジン・デヨンがメインキャストで出演することが発表され、3人のクランクアップコメントが公開された。

【画像】伊勢谷友介、映画『いのちの停車場』(2021)に出演

 『人数の町』の荒木伸二監督がオリジナル脚本で描く本作は、“昨日と同じ今日”を繰り返す、殺人者のループ・サスペンス。主人公・岩森淳(若葉)は、最愛の恋人である唯(山下)を素性不明の男・溝口(伊勢谷)に殺され、自らの手で犯人に復讐することを決意。綿密な計画を立て、完璧に実行したはずだったが、翌朝目覚めると周囲の様子は昨日のままで、殺したはずの溝口も生きている。何度殺しても翌朝は来ず、恋人の敵を討ち続けることになる。

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 伊勢谷は、「僕は芝居が好きなんだろうか? 現場で殺されている時も、わからなかった。でも、その予定調和(ループ)から抜け出し始めた瞬間、監督の絶妙な演出を受け感動し、若葉君のこだわりと素直さとの調和が生まれた時、それは動き始めました。キャラクターの気持ちとシンクロし始めます。役者をやる上でそれは全てのことで、僕が芝居を好きな理由そのものです。ループしている撮影中、監督と話した時、不思議なことを言っていました。『一つの状況で多くのできごとが同時に起きていることが大好きなんだ』と。この作品が編集を経て、監督の特殊な世界観の中で、何が生まれているのか、それが楽しみです」と語っている。

 また、山下は、「初めて監督にお会いした時、この方の頭の中を覗いてみたい! とすごく思いました。この映画で描かれているのは、監督の頭の中の世界の、ほんのヒトカケラでしょうが、私が感じた人間への興味を満たしてくれるのでは? と思いました。見えそうで見えない、掴めるようで掴めない、唯という役を噛み砕いていく時間はとても楽しかったです。完成を楽しみにしています」と期待を寄せる。

 そして、謎の男役のジン・デヨンは、「この映画に参加させていただいたことに心から感謝しています。日本の映画に外国人の自分が出演することが邪魔になるのではないかと思い、撮影のない日でも現場で見学させていただきながら映画に染み込むためにハーモニーを壊さず静かに自分の役割を果たすために悩み考えました。監督は丁寧に説明してくださり、私が理解できるのを待ってくださいました。話を聞いていただけるだけでも自信を持つことができとても心強く有難かったです。脚本、現場が良ければ良い作品になるのは間違いない! 誰よりもこの映画の公開を待っています!」と語っている。

 本作の撮影は5月16日にクランクアップし、完成は今年の秋を予定している。(編集部・梅山富美子)

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