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【ネタバレ】「相棒22」右京の“趣味”が事件解決に役立つ 次週「大河内さん」登場で早くもトレンド入り

右京のクラシック好きが事件解決に役立つ!
右京のクラシック好きが事件解決に役立つ! - (c)テレビ朝日・東映

 8日放送の連続ドラマ「相棒season22」(テレビ朝日系・毎週水曜よる9時~)第4話「天使の前髪」では、特命係の杉下右京(水谷豊)&亀山薫(寺脇康文)が相変わらず事件に呼ばれる体質なことが判明したと話題に。また、事件の真相解明に、右京のクラシック好きという昔からの趣味がフル活用された物語だった。(以下、第4話のネタバレを含みます)

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 薫と共に新しいホールのこけら落とし公演のクラシックコンサートに向かう右京は、「交響曲はホールによってかなり響きが違うんですよ」と、いつものようにうんちくを語りながら上機嫌。対する薫は「ぐっすり眠れそうです」「クラシック聞くと、たまに寝ちゃうもんですから」と少々困り気味だ。右京は「わからないではありません。いびきだけはやめてくださいね」と理解のあるところを見せる。薫よりもクラシックに興味を持っている人を誘えばよさそうなものだが、そういう友人がいないのか、それとも薫と行きたかったのか。いずれにしても、微笑ましい2人のひとときの描写は、今回の事件の真相解明に大きく関わるものだった。

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 2人は道で血にまみれた女性・久保崎美怜(藤井美菜)に遭遇。その部屋には男性の遺体があった。男は、女優の美怜が受けたオーディションの審査員だった舞台演出家・工藤祐一(大内厚雄)。いきなり部屋に押しかけてきて乱暴されそうになった美怜が、誤って殺してしまったのだという。正当防衛だと思われたが、右京は状況の不自然さが気になっていた。

(c)テレビ朝日・東映

 工藤の女癖の悪さは有名で、以前別の劇団でもトラブルを起こしていたという。そこはかつて美怜が所属していた劇団。だが、花形演出家だった工藤は自分を覚えていないと、美怜は黙っていたのだという。やがて、美怜の供述通りの事件の状況が録音された音声が警視庁に送られてきて、正当防衛が決定的になったと思われたが、右京はさらなる疑問点に気づいていた。

 音声は美怜の部屋に仕掛けられた盗聴器によるものとされ、仕掛けたのは彼女のバイト先の店長だった。盗聴に気づいていた美怜はそれを利用し、芝居の読み合わせだと工藤を呼び出して偽の事件音声を作りだしていた。だが右京は、録音した場所の広さや材質によって音のリバーブ(残響音)が変わってくるというクラシック愛好家ならではの知識から、それが偽の証拠だと見破った。

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 実は美怜の妹も女優で、かつて美怜と同じ劇団に所属していたが、工藤に乱暴されて自殺していた。美怜はその復讐のために、意思をもって工藤を殺害していたのだ。遺体の運搬方法の説明がなかったので「どうやって……?」「鑑識が気づけ!」といった声も上がっていたが、右京の鋭い洞察力によって事件が解明したのは間違いない。捜査一課の出雲麗音(篠原ゆき子)が右京からの電話1本で調べ物をしてくれるという新たな関係性も判明し、鬼に金棒ぶりが示された。

(c)テレビ朝日・東映

 右京は、証拠の音源を特命部屋の自席で聞いて検証していたが、そのヘッドホン姿は見慣れたもの。今回、ヘッドホンはコンピュータにつながっていたが、右京はよく窓際にあるオーディオセットとつなげて、クラシック音楽を聞いていた。ヘッドホンは新しいものになり、オーディオセットについていたレコードプレイヤーもなくなっている模様だが、右京のクラシック好きは変わっていなかった。

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 ラストシーンでは、薫がリバーブの違いを聞き分けた右京の耳を「犬の聴覚並み」と評して「犬のお巡りさんだ」とはしゃぐ。すぐさま「すみません」と素直に謝る薫に、「おもしろいじゃありませんか」と応える右京のやりとりは、冒頭に増して微笑ましいものだった。

 次回予告では、首席監察官・大河内春樹(神保悟志)の登場が判明。告知された途端、SNSでは「ラムネ!」「え、剣道? (2代目相棒・神戸)尊は!?」「楽しみ~」と大盛り上がり。「熱血の新人刑事」に向かって「おまえとは少し親しくなりすぎた」と意味深すぎるセリフがあることも話題になり、1週間前から「大河内さん」がトレンド入りを果たした。(文・早川あゆみ)

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