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『マーベルズ』首位デビューもMCU史上最低のオープニング興収

全米ボックスオフィス考

初登場1位に輝いた映画『マーベルズ』
初登場1位に輝いた映画『マーベルズ』 - Marvel / Walt Disney Studios Motion Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 先週末(11月10日~11月12日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作『マーベルズ』が興行収入4,611万859ドル(約69億円)で初登場1位に輝いた。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル150円計算)

【画像】『マーベルズ』の3人のヒーロー!

 首位デビューは死守したものの、『インクレディブル・ハルク』(2008)のオープニング興収5,541万4,050ドル(約83億円)を下回り、MCU作品として史上最低のオープニング興収を記録することになった。

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 マーベル・スタジオの親会社であるウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOは今年7月、近年、マーベルがディズニープラス用のドラマシリーズを量産したことが観客の集中力や関心をそぐことにつながり、『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023)などの映画の興行成績にも悪影響を及ぼしたとCNBCのインタビューで発言していた。『マーベルズ』はキャプテン・マーベルに加えて「ワンダヴィジョン」「ミズ・マーベル」といったドラマのキャラクターをメインに据えており、映画だけを追っていればよかった頃と比べると鑑賞のハードルが高くなってしまったのかもしれない。全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキの影響で、キャスト陣が十分にプロモーション活動をすることができなかったことも不振の一因とされている。

 なお、前作『キャプテン・マーベル』(2019)のオープニング興収は1億5,343万3,423ドル(約230億円)だった。同作は一大イベントとして歴史的ヒットとなった『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)と『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の間での公開という利点を上手く生かせたともいえるだろう。(編集部・市川遥)

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11月10日~11月12日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『マーベルズ』
2(1)『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ
3(2)『テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR
4(4)『プリシラ(原題) / Priscilla』
5(3)『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
6(16)『ザ・ホールドオーバーズ(原題) / The Holdovers』
7(初)『ジャーニー・トゥ・ベツレヘム(原題) / Journey to Bethlehem』
8(初)『タイガー3(原題) / Tiger 3』
9(5)『ラディカル(原題) / Radical』
10(7)『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー

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