世界初！『アクアマン』海底王国アトランティス、沖縄・与那国島と姉妹都市提携

　DC映画『アクアマン』（2018）、続編『アクアマン／失われた王国』（2024年1月12日全国公開）の舞台である海底王国アトランティスと沖縄県・与那国島が、「海底アトランティス姉妹都市提携」を締結したことが明らかになった。海中と陸上で姉妹都市提携を締結するのは世界初の試みとなる。4日に行われた陸上調印式には、アンバサダーに就任した沖縄出身の芸人・小島よしおと、与那国町長の糸数健一氏が出席した。

【動画】世界初！アトランティス＆与那国島が姉妹都市提携、海中調印式の様子

　与那国島は、沖縄本島から南西へ約509km、東京から約1,900km に位置する日本最西端の地。海底には、巨大構造物のような「与那国島海底地形」が眠っており、約1万2,000年前に一夜にして海底に沈んでしまったと言われる“アトランティス大陸伝説”にゆかりある場所として、世界中から多くのダイバーが訪れる。謎が多い地形である与那国島海底地形は、伝説の都市アトランティスを彷彿させる、切り出したような跡や階段状の壁などの人口的な形状から「海底遺跡」と呼ばれている。

　お馴染みの海パン姿で登場した小島は、「実はアクアマンを目指していて、“オレ様”ワイルド系でユーモアに溢れた“おふざけキャラ”な一面をもつ豪快な海の男を意識していました。アンバサダーに任命を頂き、とても嬉しく思います」とアンバサダー就任を喜ぶ。

　糸数町長も「海中と陸上でこのような“姉妹都市提携”を締結するのは、おそらく世界初の試みではないでしょうか。ここ与那国島が、映画『アクアマン』とゆかりある正式な地となったことをとても誇らしく思います」とコメント。「いま日本はインバウンドで沸いておりますが、海と大自然に囲まれたここ与那国島は、文化・歴史、そのすべてがユニークな地であり、映画やドラマのロケ地としても知られ、世界中の皆さまにも、きっとご満足いただける場所です。この機会に、世界中の多くの皆さんに与那国島へ来ていただくために、ぜひ5億の海の仲間を率いるという、海の王・アクアマンの力をお借りしながら、町民の皆さまと共に、これから盛り上げていこうと思います」と決意を新たにした。

　前日には海中での調印式も行われており、小島は「今回、海底遺跡の存在を知って驚きでした。日本の沖縄にあったんだ！　と。そして海底遺跡を映像で初めて見ましたが、壮大で美しく、多くの生き物たちが共存をしている。映画の世界だと聖地巡礼もあるので、世界中のアクアマンのファンが遺跡に訪れて、島の魅力を知ってもらえると思います」と与那国島をアピールすると、「ここは王国だったのか、何人が暮らし、誰がどんな生活をしていたか。半魚人のような人種がいたのでは？　現在の文明を超える、高度な文明があったのでは？　きっとポールシフトが起こって、海中に沈んでしまったのではないか？　と夢と想像が膨らみます。この映像は米CNNのブレイキングニュースですよ！　これは！」と大興奮。アクアマンのように、共に戦いたい海洋生物について問われると、「友達のさかなクンが、私の見た目が“フサギンポ”似ていると言っていて、多くの“フサギンポ”を率いて相手を油断させ隙を見て攻撃をする、“5億の小島よしお作戦”で挑みたい！」と明かした。

　調印式はこのほか、小島が魚拓ならぬ人間拓に挑戦したり、新作の一発ギャグを披露するなど大盛り上がり。映画公開に向けて、町民向けに前作『アクアマン』の上映会、与那国島空港での映画プロモーション、各商店街でのポスター＆チラシ掲出、ソーシャルキャンペーンの展開等が予定されている。（編集部・倉本拓弥）