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見逃せない2024年注目の邦画10選

(C)野田サトル/集英社 (C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

 2023年は大ヒット作がアニメに集中した分、2024年はその反動で実写の話題作が年間の上位を狙えそうな予感も。例年通りコミックの実写化やシリーズものが活況を呈しているなか、オリジナル作品がどこまで支持を集めるか。その仕上がりを楽しみにしたい。(斉藤博昭)

【画像】『ゴールデンカムイ』完成報告会の様子

『ゴールデンカムイ』1月19日公開

ゴールデンカムイ
(C)野田サトル/集英社 (C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

 シリーズの累計売上が2,600万部超えという、野田サトルの人気コミックが待望の実写化。明治末期の北海道・樺太を舞台に、元陸軍兵士の杉元佐一とアイヌの少女アシリパらが隠された金塊の争奪戦を繰り広げる。新撰組も絡む歴史モノとしての面白さに、狩猟=ハンティングのスペクタクルなど、本格派アクション冒険劇の魅力が詰まった一作が誕生。杉元役の山崎賢人(崎=たつさき)は、『キングダム』シリーズに続いてコミック実写化の成功を託された。日本映画の常識を超えたスケールと迫力に、各キャラクターの闇にも迫る濃密な人間ドラマが融合する。

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『四月になれば彼女は』3月22日公開

四月になれば彼女は
(C)2024「四月になれば彼女は」製作委員会

 新海誠細田守のアニメ作品や、『告白』『怪物』など話題作を次々と送り出すプロデューサーで、小説家・映画監督としての活躍もめざましい川村元気。本作はベストセラーとなった彼の恋愛小説が原作。精神科医の俊と現在の恋人・弥生、かつての恋人・春のドラマは、世界各地から届く春の手紙、弥生の突然の失踪によって、思いもよらぬ秘密が明らかになっていく。俊に佐藤健、弥生に長澤まさみ、春に森七菜と最高のキャスティングが実現。3人の複雑な関係に目が離せず、最後は切なすぎる感動へとつながり、2024年を代表するラブストーリーとなる可能性も!

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ) 』4月12日公開

名探偵コナン 100万ドルの五稜星
(C)2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

 2023年公開の第26作は興行収入138億円を超えてシリーズ最高を記録。右肩上がりの人気を得ている「名探偵コナン」は、今やゴールデンウィークの“定番”となった。この第27作では、北海道の函館が舞台。新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を手に入れようとする怪盗キッドに謎の剣士の影が迫り、函館を訪れていたコナン、服部平次も「お宝争奪」のミステリーに巻き込まれていく。もはや特大ヒットは確約された「コナン」シリーズなので、前作の数字を伸ばすことができるかに関心が集まりそう。

『陰陽師0』4月19日公開

陰陽師0
(C)2024 映画「陰陽師0」製作委員会

 原作は、平安時代に実在した“最強の呪術師”安倍晴明を主人公にした、夢枕獏のシリーズ小説。2001年に映画化されて大ヒットし、2003年には続編も公開された。その『陰陽師』の世界がリスタート。今回は安倍晴明の若き日が描かれる。呪術の天才と言われながら陰陽師になる気のない晴明が、貴族や皇族も巻き込んで恐るべき事件に立ち向かう。アップデートされた呪術アクションの数々で驚かせ、青春映画の清々しさも味わえる一作。『ゴールデンカムイ』に続き、ここでも主演を託されたうえに、シリーズ第4作『キングダム 大将軍の帰還』も7月12日に公開される山崎賢人。2024年の日本映画は、彼なしでは語れなくなりそうだ。

『悪は存在しない』4月26日公開

悪は存在しない
(C)2023 NEOPA / Fictive

 2023年の第80回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)を受賞した濱口竜介監督の新作。自然が豊かな山間部に、芸能事務所がグランピング施設の建設を計画したことで、住民たちが困惑する物語。環境破壊や企業のコンプライアンスという今どきのテーマに、ゆったりと美しい日常風景、ブラックな笑いも加味され、ラストの解釈も観る人によって分かれそう……と、多くの側面で話題性が十分。前作『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞作品賞ノミネート・国際長編映画賞受賞を果たした濱口監督。世界を席巻するその独自のセンスが、日本では本作で改めてどのように評価されるか?

『ミッシング』5月17日公開

ミッシング
(C)2024「missing」Film Partners

 3か月間、手がかりのない少女の行方不明(=ミッシング)事件。消息が途絶えたとき、母親は好きなアイドルのライブに出かけていたことから、心無い誹謗中傷にさらされる。メディアの報道姿勢に鋭いメスを入れつつも、逆境の中、娘を捜す母とその家族を通し、大切なものを取り戻していく姿を描く感動作。社会派エンタメを得意とするスターサンズが企画で、監督・脚本は『ヒメアノ~ル』『空白』の吉田恵輔(吉=つちよし)。その吉田監督との仕事を切望してきた石原さとみが主人公を演じる。実生活でも母親になった彼女が出産後、初の作品とあって、素顔と役のシンクロも見どころだ。

『からかい上手の高木さん』5月31日公開

からかい上手の高木さん
2024映画『からかい上手の高木さん』製作委員会 (C)山本崇一朗/小学館

 隣の席になった女の子・高木さんに何かにつけてからかわれる男の子・西片が、高木さんをからかおうとするも、つねに見透かされてしまう。そんな中学生の日常を描いた同名コミックはアニメ化されて人気を拡大。2024年はその実写化プロジェクトとして3月にテレビドラマが放映。この映画版は、中学時代から10年後、母校に教育実習で戻ってきた高木さんと、同校で体育教師になった西片のオリジナルストーリーが展開される。高木さん役は永野芽郁で、西片役は高橋文哉。ドラマ・映画ともに監督を務める今泉力哉は、独自のセンスで恋愛や人間関係を撮る名手なので、人気原作をどう変貌させるか注目したい。

『碁盤斬り』5月公開

碁盤斬り

 主演・草なぎ剛、監督は『孤狼の血』などの白石和彌という顔合わせで、骨太なヒューマンドラマを予感させるのが、この一作。冤罪事件によって藩を追われた浪人の柳田格之進が、武士としての誇りを取り戻し、愛する者のために復しゅうを決意する。物語のベースになったのは古典落語。タイトルにあるように格之進が嗜む囲碁が重要な役割を果たし、父と娘の切実な絆、冤罪や復しゅうといったシリアスなテーマが絡み、時代劇として予想外の感動が生まれそうだ。格之進の一人娘、お絹を清原果耶が演じるほか、中川大志斎藤工小泉今日子ら共演者も豪華。

『スオミの話をしよう』9月13日公開

スオミの話をしよう
(C)2024「スオミの話をしよう」製作委員会

 つねに“安定”のヒットを記録する三谷幸喜監督作品。『記憶にございません!』以来、5年ぶりとなる新作は、長澤まさみを主演に迎えた。大富豪の妻・スオミが突然、失踪してしまい、事件なのか家出なのか不明のミステリーが展開。大富豪の家にスオミを愛した5人の男が集結するが、それぞれの彼女のイメージはまったく異なるものだった……という設定なので、三谷が長澤のさまざまな魅力を引き出す作品になりそう。もちろん三谷作品なのでコメディー要素も濃厚。共演者はまだ発表されていないが、“三谷ワールド”ならではの意外なキャスティングにも期待したい。

『シティーハンター』Netflixで2024年配信予定

シティーハンター
Netflix映画『シティーハンター』2024年世界独占配信

 少年ジャンプでの連載開始は1985年だが、2023年には新作アニメも公開され、根強い人気をキープ誇る『シティーハンター』。香港やフランスでは実写映画化されるも、日本での実写映画は今回が初となる。主人公の冴羽リョウは東京・新宿で闇仕事を請け負い、カッコいい側面もありつつ、無類の女好きでコミカルな要素も濃厚。日本人俳優にはハードルが高いキャラだったが、これまでも徹底した役作りで『HK/変態仮面』や『俺物語!!』など難易度ハイレベルのコミック実写化を成功させてきた鈴木亮平がふんするとあって楽しみにしている人も多い。1980~90年代のバブリーなカルチャーの再現も見どころになりそう。

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