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「相棒」衝撃の“卒業”から9年…3代目・甲斐享&笛吹悦子のこれまで

甲斐享のパートナー・笛吹悦子9年ぶりに登場 - 画像は「相棒season22」元日スペシャルより
甲斐享のパートナー・笛吹悦子9年ぶりに登場 - 画像は「相棒season22」元日スペシャルより - (c)テレビ朝日・東映

 ドラマ「相棒」で元俳優の成宮寛貴さんが演じた、杉下右京(水谷豊)の3代目相棒・甲斐享(かい・とおる)と、彼のあだ名「カイト」が、このところネットで話題になっている。season13最終話での卒業(2015年3月)以降、その動向が描かれることはほぼなかったが、1日放送の「相棒season22」元日スペシャル「サイレント・タトゥ」(テレビ朝日系、午後9時~午後11時15分)で、彼のパートナー・笛吹悦子(うすい・えつこ/真飛聖)が9年ぶりに登場することが発表されると、彼の現在もわかるのではないかという期待が高まっているのだ。「カイト、会いたいよ……!」「今どうしてるの?」「悦子、無事だったんだ、よかった」と元日スペシャルへの期待があふれる中、享と悦子について改めておさらいする。(以下、過去シーズンのネタバレを含みます)

【画像】カイトの兄がついに初登場!「相棒22」元日スペシャル

衝撃だった享の“卒業”

 2015年に放送されたseason13最終話「ダークナイト」での享の“卒業”は、衝撃的すぎた。特命係に所属する警察官である彼は、警察の手が及ばない犯罪者たちを自らが暴行して回るという罪を犯しており、逮捕される形で特命係を去ったのだ。

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 歴代相棒たちは、志を新たにして異国に旅立ったり(初代・亀山薫/寺脇康文)、古巣の警察庁に異動になったり(2代目・神戸尊/及川光博)、スカウトされて公安調査庁に行ったり(4代目・冠城亘/反町隆史)しており、薫にいたっては帰国して5代目相棒になっている。特命係を離れても正義の道から外れてはおらず、悪に堕ちたのは享ただ1人。右京も、彼の闇に気づけなかったことに忸怩(じくじ)たる思いを抱いていた。

元日スペシャルでは客室乗務員に復帰している模様 - (c)テレビ朝日・東映

 享の半同棲状態のパートナーで、客室乗務員だった悦子は、年上で姉御肌のさっぱりした女性だった。彼が逮捕された際、悦子は急性骨髄性白血病を患っていること、さらには妊娠も判明したところだったが、以降、劇中に悦子が登場することはなかった。

 「相棒season22」元日スペシャルの予告編が公開されると、SNSは歓喜の渦に包まれた。享との息子・結平(森優理斗)が学芸会で主役を務めるほどスクスク育っていること、享の父・峯秋(石坂浩二)との関係も良好らしいこと、これまで話にだけ出てきていて、今回が初登場となる享の兄・秋徳(新納慎也)が桔平の父親代わりなこと、悦子自身の病も寛解していること、そして右京が何かと彼女らを気にかけて、交流を続けていたことが一気に判明したからだ。

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若者らしさ全開!甲斐享の魅力

 享の初登場は2012年、season11の初回「聖域」。警察庁次長(当時)の父に反発してノンキャリアの警察官になり、念願の刑事になった直後、悦子と旅行中だった香港で右京と出会った。右京とともに事件を解決に導き、その素質を認めた右京から特命係に引き抜かれたのだ。不本意な異動に「指名料取るぞ!」とゴネるヤンチャさを見せたが、次第に右京に信頼を寄せるようになる。

 なお、水谷が参加する「相棒」海外ロケは、season2のロンドン以来約10年ぶり。右京が享、悦子とともに香港の街並みに立つ姿は新鮮だった。

 ジレを着こなし、コーラや炭酸を愛飲する若者らしさ全開の享は、半殺しの目にあって記憶を失ったり、骨折したり被弾したりと、やっかいごとや事件を引きつけがちだった。だが、それが若い享の成長につながったといえる。成宮と水谷との年の差は30歳。親子ほど違うのもあって、若さゆえの無謀さやしなやかさを活かした享のキャラクターは、それまでの薫、尊とはまた違った特命係の魅力を形作っていた。

元日スペシャルはどうなる?悦子と薫が初対面

カイトの父・峯秋も学芸会に出席 - (c)テレビ朝日・東映

 悦子役の真飛も、キャラクターのその後が気になっていたようで、今回の出演にあたり「心から感謝しています」とコメントしている。薫とは初対面となるが、「水谷さん、寺脇さんのお2人のコンビはテレビでしか拝見したことがなかったので、近くでご一緒できて、それはそれは贅沢な時間でしたし、やさしすぎるお2人とずーっと笑って過ごせたことは私の宝物です」と感動を表した。season21の最終回スペシャルで、2代目相棒の尊が薫と対面したことは記憶に新しいが、3代目相棒の享は本人よりもその恋人が、一足早く対面を果たすようだ。真飛は、2009年に宝塚歌劇で「相棒」が舞台化された際に杉下右京を演じているので、“右京と右京”の再会でもある。

 ちなみに、享の逮捕後、父・峯秋は警察庁長官官房付という閑職に追いやられ、さらに特命係の指揮統括を押し付けられるも、それすら自らの思惑のために利用する腹黒さを見せていた。だが今回、孫の学芸会に旧知の内閣情報官・社美彌子(仲間由紀恵)母娘を招待するなど、孫バカになっている様子が垣間見える。そんな父を享が見たら、どんな顔をするのだろうか。

 元日スペシャルに享が登場するかは不明だが、事件に巻き込まれてしまう悦子や桔平がどうなるのかは、ファンならずとも気になるところ。事件は海外まで飛び火し、右京と薫が、特命係史上もっとも危険な賭けに出るという元日スペシャルの放送を楽しみにしたい。(文・早川あゆみ)

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