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ジーン・ハックマンと共に遺体で発見された妻、死の前にコロナの症状を検索していた

ジーン・ハックマンさん&妻のベッツィ・アラカワさん
ジーン・ハックマンさん&妻のベッツィ・アラカワさん - Jeffrey Mayer / WireImage / Getty Images

 夫である映画『フレンチ・コネクション』『許されざる者』のオスカー俳優ジーン・ハックマンさん(95)と共に遺体で発見されたベッツィ・アラカワさん(65)が、死の前に新型コロナウイルスやインフルエンザの症状をインターネットで検索していたことが明らかになった。米ニューメキシコ州当局の報告書を入手したPeople.comなどが報じた。

【画像】ラブラブだった…ジーン・ハックマンさん&妻のベッツィ・アラカワさん

 二人は現地時間2月26日、ニューメキシコ州・サンタフェの自宅で愛犬ジニアと共に遺体で発見された。ベッツィさんの死因であるハンタウイルス肺症候群は、ウイルスを保有するネズミなどに咬まれたり、その排泄物や唾液に汚染されたほこりを吸い込んだり、傷口を汚染されたりすることによって感染する、珍しくも致死率40~50%という深刻な感染症。インフルエンザのような症状に次いで、咳と急性に進行する呼吸困難が特徴で、早い場合は発症後24時間以内に死亡することもあるという。

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 非常に健康状態が悪く、アルツハイマーも進行していたジーンさんは、ベッツィさんが亡くなったことに気付いていなかった可能性が高いとされている。ジーンさんの死因は重度の心臓病で(ジーンさんはハンタウイルス陰性)、愛犬ジニアの死因は脱水症状と飢餓とみられると報告されている。

 そして今回、ベッツィさんが2月8日から12日朝にかけて、新型コロナウイルスやインフルエンザの症状をインターネットで検索していたことが明らかに。コロナがめまいや鼻血を引き起こすかどうか、高気圧酸素療法の効果はどれだけ持続するのかといったことが検索され、11日には酸素ボンベも購入。また11日にはベッツィさんが彼女のマッサージ師へ、同日ジーンさんがインフルエンザや風邪のような症状で目覚めたため、コロナの検査は陰性だったものの、念には念を入れて予約日を変更する旨をメールしていた。

 ベッツィさんが2月12日、医療コンシェルジュサービスに電話をしており、同日あった折り返しの電話にはもう出られなかったことも判明した。葬儀は家族と近しい友人たちで先日執り行われた。(朝倉健人)

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